東京ビッグハウス株式会社の業績・将来性・強み・弱み

事業の強み：
ケイアイスター不動産という上場企業であり建売業界で3位の大手企業グループ会社ということで知名度は同じ規模の会社よりも圧倒的にあり、金融機関や地元の仲介業者などの取引先からの信用は大きいです。また建築コストも以前より相当圧縮できているので、販売価格というのは今後より優位性が期待できるのではと思います。

事業の弱み：
営業所を昨年に千葉県へ出したばかりなので、地域に根差した営業活動はこれからの課題かと思います。ケイアイスター不動産は一定の認知度があっても、TOKYO  BIG  HOUSE単体での認知度はこれから上げていく必要があると思います。
また、注文住宅から建売住宅へ転換して日が浅いことから、建売会社の強みである、完成物件を案内しながらの営業活動が限定されている印象です。ここが解消されてくるのは今秋以降なのかなと思います。

事業展望：
ケイアイスター不動産の連結子会社になったことにより、建築原価圧縮が可能になったことや、販管費削減に取り組んだ効果により財務体質が大幅に改善されてきていると思います。
またコロナ禍でリモートワークが普及してきたことから住宅販売業界全体に追い風となっており、親会社及び自社が得意としていた都内から通勤1時間前後のエリアでの住宅販売は今後もしばらく活況であると思います。TOKYO  BIG  HOUSEも昨年末から徐々に物件の仕入が増えはじめ、在庫を確保できていることから今後の事業の見通しは明るいと思います。