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会社説明会のもったいない質問と、上手な質問

会社説明会に参加すると、最後に「何か質問はありますか?」といった質疑応答の時間があります。でも、「質問した方がいいのかな」「聞きたいことはあるけれど、こんなこと聞いていいのかな」「どう質問したらいいかわからない」と悩む学生は多いのではないでしょうか。

 

会社説明会は、その企業の社員と直接接することができる貴重な場。興味を持った企業であれば、聞いておきたいことや知りたいことが出てくるでしょう。先輩社員の生の声を聞けるのはもちろん、企業研究にも役に立つ情報を知ることができるチャンスなので、できれば気になることは質問したいもの。

 

この記事では、会社説明会での質問の仕方やマナーから、良い印象を残せる質問例や好ましくない質問例までご紹介していきますので、会社説明会での質問に悩まれている方はぜひ参考にしてみてください。

 

 

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会社説明会で質問すべき?

そもそも会社説明会の場で質問した方がいいのか?と思う人もいるでしょう。結論から言うと、「知りたいことがあれば積極的に質問した方が良い」です。

 

会社説明会は、企業サイトや会社資料だけではわからない会社の雰囲気や社風、事業や仕事内容などについて、より掘り下げた情報を把握できる場です。職種別に先輩社員が仕事を紹介する時間を設ける企業も多いですし、なかには求めている人物像や採用基準などについて触れる企業もあります。

 

OB/OG訪問などができない場合は、なおさらその企業の社員の生の声を直接聞ける貴重な機会になります。だからこそ、説明会を通してもっと知りたいと思ったことや聞いておきたいことがあれば、積極的に質問しましょう。

 

▼合わせて読みたい!

就活における会社説明会のキホン|準備すること・質問すべきこととは? - ライトハウス就活ガイド

 

会社説明会で質問するメリット

では、会社説明会で質問することによって得られるメリットは何でしょうか。「会社説明会で質問した方がいい理由」は大きく3つあります。

 

企業理解を深められる

インターンやOB/OG訪問をしない限り、エントリー前に社員と直接接する機会は会社説明会だけです。説明会に参加するにあたって、その企業について予め色々と調べておくことは大事。説明会では、企業サイトやパンフレット、リクルートサイトなどだけではわからない情報や、実際に働いている社員の話を聞けるでしょう。さらに知りたいことを質問して答えてもらえれば、より企業への理解を深められます。

 

また、採用サイト(リクルートサイト等)に掲載されている情報は、就活生向けに自社の良い面をアピールする内容に偏っています。だからこそ、会社説明会はその企業の本当の姿を確認できるチャンスでもあるのです。質問することで自分のイメージと合っているか、ギャップはあるかなどを知れるでしょう。

 

質問への対応を企業選びの参考にできる

質問への回答方法や対応の仕方は企業によってさまざまです。学生にどんな風に対応してくれるか、どんな回答をくれるかを企業選びの参考にできます。

 

たとえば、説明会で人事担当者に営業部署の業務内容を質問した際に、しっかりとした具体的な回答をもらえた場合は、日頃から部署同士の連携ができていることがわかります。人事担当者が色々な部署のことをよく理解している、風通しのよい社風であると判断できるのではないでしょうか。

 

また、「残業が多い」「有給休暇の取得率はそんなに高くない」など、企業にとってネガティブな回答もきちんと対応してくれた場合は、学生に対して誠実に対応しようという意思の表れ。入社後にギャップを感じることも少ないと考えられますし、ネガティブ面を上回るプラス面=たとえば高給だったり、やりがいを持てる仕事であったりといった魅力があるかもしれません。

 

採用担当者の印象に残る場合がある

説明会を担当するのは基本的に人事・採用担当者なので、エントリー後に面接官として再び会う可能性があります。説明会の場で良い質問をすれば、もしかしたら顔と名前を覚えてもらえるかもしれません。特に小規模の説明会の場合は人事との距離も近いため、自分を印象に残せる可能性は高くなるでしょう。

 

といっても、質問をしたかしなかったかは、基本的に選考には影響しません。説明会を何度も開催する企業が多いですし、参加人数が多ければ質問しても印象に残らない方が多いでしょう。また、質疑応答の場を利用して自己PRしようとするのは逆効果。「周囲のことを考えられない人」という悪い印象になる可能性があるので気をつけましょう。

 

会社説明会の質問が思い浮かばないときの対処法

会社説明会で質問する内容ってどう考えればいいの?という人も多いのでは。ここでは、質問することがいまいち思い浮かばないという人に向けて、参考にしてもらいたい対処法をご説明します。

 

事前に企業HPや採用HPをチェック

会社説明会に参加するときは、準備として必ず企業HPや採用サイトなどをチェックし、企業理解を深めておきましょう。企業について色々と調べていくうちに、たとえば「海外で活躍できるって書いてあるけれど、実際のところどれくらいの社員が海外赴任しているんだろう」「新規事業にも携われるって書いてあるけれど、具体的にどんな構想があるんだろう」といった、具体的な質問が出てくるはずです。

 

もしかしたら説明会の場で自分の知りたいことを説明してくれるかもしれませんが、選考開始前に企業理解をより深めるチャンスです。事前準備をしっかり行なって質問したいことを洗い出しておくと良いでしょう。

 

会社説明会で聞くべき質問例を参考に

後ほど記載しますが、会社説明会で聞くべき質問をぜひ参考にしてみてください。事前に企業理解を深めたうえで、質問例を参考にすると、自分が何を一番会社説明会で知りたいのかがわかるはずです。

 

そのまま聞いてみるのも、自分なりにアレンジして聞くのも〇。会社説明会を企業理解の場として活用するために、何を聞くべきか考えてみましょう。

 

会社説明会で良い質問をするための3つのコツ

会社説明会では、企業理念や事業・仕事内容、人事評価制度や社風など、色々な面から紹介・説明してくれます。もっと知りたいと思ったことがあれば積極的に聞いた方がいいですし、質問するなら今後の就活につながるような質問が好ましいです。

 

では、どんな質問が「良い質問」と言えるのか、まずはそれを掴んでいきましょう。

 

質問の意図がきちんと伝わるよう具体的な質問をする

自分がどうしてその質問をしたのか、質問の意図を理解してもらうためにも、具体的な質問をすることが大事です。質問内容が抽象的になり過ぎてしまうと、相手も回答するのに時間がかかってしまったり、自分が期待するような答えが得られなかったりする可能性があります。

 

たとえば「仕事にやりがいを感じますか」だと「はい、あります」で終わってしまいます。YES or NOですぐ答えられてしまう質問ではなく、5W1Hを意識して質問するようにしましょう。仕事のやりがいを聞きたい場合は、「どんな時にやりがいを感じますか」「今まで一番やりがいを感じた瞬間はどんな時でしたか」と聞くと、具体的に答えてもらいやすくなります。

 

他の参加者にとっても有益な質問をする

会社説明会は、社員や会場スケジュールの都合で、一定の時間が設定されていることが多いです。多くの学生が参加している場合、その場にいる全員にとって有益になる、役に立つような質問をするべきです。自分のPRだけに使う時間ではない、ということを心得ておきましょう。

 

聞きたいこと・知りたいことがたくさんあっても、それを何でも聞けばいいというわけではありません。企業担当者や参加者にとって、有意義な場になるようにという意識を持って参加することを心がけましょう。

 

自分がこの企業と相性がいいか判断できる質問をする

会社説明会は、企業理解を深めるだけではなく、企業と自分の相性を図れる場でもあります。事前に企業HPなどを確認して、より具体的に知りたいと思ったことを説明会で質問しましょう。

 

その回答によって企業に対する理解を深められますし、自分の理想とする仕事や環境がマッチしているかどうかがわかるようになります。

 

会社説明会で聞いておきたい質問例

では実際、どんな質問が「良い質問」なのでしょうか。会社説明会で聞いておくべき質問内容を分類すると、「事業内容・サービス・商品」「業務内容」「会社の雰囲気や風土・社風」「キャリアパス」の4つに分けられます。

 

ここでは、それぞれ具体的にどんな質問が良い質問なのか、例をご紹介します。

 

事業内容・サービス・商品について

どの項目でも言えることですが、説明会で既に説明してくれたことや、ネットなどで調べてすぐにわかるようなことを聞くのは避けましょう。企業側は、特に事業内容などは事前に調べて参加してくれていると思っています。そのため説明会を通してより深く知りたいと思ったことを聞くと良いです。

 

特に私たちの生活になじみのある商品やサービスならわかりやすいですが、BtoB(法人向けの商材)の場合は理解しづらい部分もあると思いますので、キチンと理解するために聞くことは大切です。

<例>

  • 御社のサービス(製品)は○○を強みだと考えていますが、それ以外にはどのような点が競合優位性になりますか?
  • 主軸事業は○○ですが、今後力を入れていく領域があれば教えてください。
  • 今後この業界はどのように変わっていくと予想されていますか?
  • 新商品などを生み出す際の一連の流れを教えてください。

 

業務内容について

採用サイトなどの情報は簡潔に書かれているだけだったり、詳細がわからなかったりすることも多いです。仕事について聞くときは、自分がその会社で働くイメージがより湧きやすくなる質問をしましょう。

<例>

  • 仕事でやりがいを感じるのはどんなときですか?
  • 1日(1ヶ月)のスケジュールを教えていただけますか?
  • 私は〇〇の仕事をしたいと考えているのですが、御社で働く上で事前に必要な資格や知識はありますか?

 

会社の雰囲気や風土・社風について

たとえ同じ業界でも会社によって雰囲気や社風は違います。社風は口コミサイトなどで確認することもできますが、書き込んだ人の主観が入って要るものが多いので、一概にそれが全てとは言えません。また、採用サイトで社員の写真が掲載されていたり、社風について触れたりする場合もありますが、気になる点は聞いておくべきです。

<例>

  • 入社前と入社後で、ギャップを感じたことはありましたか?
  • 入社されて改めて感じた、特徴的な社風があれば教えてください。
  • 上司や同僚とはどのようなコミュニケーションを取っていますか。部署の垣根を越えて交流する機会はありますか?
  • 活躍されている人たちに共通するポイントを教えてください。
  • 会社の最も誇れると思える点はどんなところですか?

 

キャリアパスについて

キャリアパスを聞くことで、自分の思い描いているキャリアプランにマッチしているかどうかがわかります。自分が特に重視している点があれば、それを深掘りできる質問をすると良いです。たとえば、結婚・出産後も職場に復帰して働きたいと考えている方は、制度面に加えて実績なども聞くとイメージしやすいでしょう。

<例>

  • 先輩社員の紹介ページで、「入社1年目でマネージャーに任命された方」を拝見したのですが、どのような点が評価されたのでしょうか。
  • 評価制度について、明確な評価基準がございましたら教えてください。
  • 育児と仕事の両立をされている方がいらっしゃれば、その方の働き方やキャリアなどが知りたいです。
  • 私は〇〇な仕事をしていきたいと考えているのですが、その場合の一般的なキャリアパスを教えてください。

 

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悪い印象を与えかねない質問例

説明会で既に話してくれたことや、企業・採用サイトなどで調べればすぐにわかるような質問は好ましくないとお伝えしましたが、それ以外にも避けた方が良い質問、説明会では答えられないような質問内容もあります。

 

また、他の参加者と被った質問は避けてください。質問の有無は選考に影響しないとはいえ、相手に悪い印象を与えないためにも、好ましくない質問を知っておきましょう。

 

残業や休日など労働環境に関する質問

福利厚生や労働環境は企業選びで重要なポイントではありますが、会社説明会の場で露骨に休みや残業の質問をするのは避けましょう。こちらの意図と関係なく、条件面だけに惹かれているのか、入社後長く働いてくれるかなどに不安を感じる企業もあるからです。

<例>

  • 残業は月にどれくらいありますか?
  • 毎日定時で帰れますか?
  • 休日出勤はありますか?
  • 有休はいつから使えますか?
  • フレックス制度を適用する予定はありますか?
  • ノルマはありますか?

 

企業が答えにくい質問

正直に何でも話してくれる企業もありますが、それでもどうしても答えづらい質問はあります。特にマイナス面の質問は良い影響を与える可能性は少ないですし、なかには不快に感じたり、悪い印象を与えたりしてしまうことも。どうしても必要でないのであれば避けた方がいいです。

<例>

  • 入社3年の離職率はどの程度ですか?
  • 休職者は何名いらっしゃいますか?
  • 月収(年収)を教えてください。
  • 仕事を辞めたいと思ったことありますか?

 

自分にしか関係のない質問

会社説明会は参加者全員の場であり、決して自己主張をする場ではありません。印象づけたいと思って個人的な質問をしても場の空気を乱す結果になりかねませんし、周囲への配慮がないと思われてしまいます。また、担当者に対するプライベートな質問は言うまでもなく避けましょう。

<例>

  • 私は〇〇の資格を持っているのですが、活用できますか?
  • 私は△△部署を志望しているのですがどうしたら受かりますか?
  • OB訪問したいのですが受け付けていますか?

 

会社説明会で質問をするときのマナー

会社説明会で質問することは大切ですが、どんなに良い質問内容でも、態度が悪ければ悪い印象を与えてしまいかねません。せっかく質問したのに逆効果になってしまえば本末転倒。

 

ここでは、質問をするうえでのマナーをお伝えしますので、意識して参加するようにしてください。

 

大学名・名前を名乗る

まず最低限のマナーとして、初めに学校名と名前を言ってから質問すること。学部名までは必要ありません。また、自己PRしようとムリに自己紹介トークを入れたりするのは避けましょう。

 

余計な前置きをせず簡潔に質問する

基本的に質問は1人1つです。時間が限られているので、簡潔に有意義な質問ができるようにしておきましょう。余計な前置きを長々と話したり、質問内容がまとまっていなかったりすると、結局何を質問したいのかが伝わりづらくなってしまいます。

 

回答をいただいたお礼は忘れずに

回答してくださった方には、必ず「ありがとうございました」とお礼を伝えましょう。こうした礼儀は会社説明会に限らず、OB訪問や面接の場でも同じです。「大変よくわかりました」など一言添えるのも良いでしょう。

 

また、自分が期待していた答えが得られなかったとしても、お礼を伝えるのは忘れないようにしてください。

 

Web(オンライン)説明会の場合

最近は、Web(オンライン)説明会も増えています。Web説明会には主に2パターンあり、企業が事前に録画した映像を配信する「録画形式」と、企業がライブ配信で説明を行う「ライブ形式」があります。

 

録画形式は質問ができません。そもそも質問を受け付けていないケースが多いので、どうしても質問がある場合は面接まで待つか、OB/OG訪問で直接聞きましょう。ただ、今後もっとWeb説明会が普及していけば、配信動画にコメントや質問フォームを設ける企業が増えてくるかもしれません。

 

ライブ形式の場合は、「マイク」「チャット」のどちらかで質問するケースが多いです。企業の担当者のみが画面に映って学生はコメントで参加するパターン、または、Zoomなどビデオチャットツールを利用するパターンがあります。その場合は誰かが話しているときは自分のマイクをミュート(音を消す)にするのがマナーです。

 

また、Web説明会は基本的にチャット機能で受付を行なうケースがほとんど。質問の受付開始からすぐに質問すれば、きちんと回答を得られることが多いです。Web説明会に参加する場合でも、聞いておきたいことや知りたいことは事前に用意しておくようにしましょう。

 

有意義な説明会にするためにも積極的に質問しよう

会社説明会は、企業の社員に直接質問できる貴重な機会であり、企業理解を深められる場。マナーを守りつつ、気になることがあれば積極的に質問するのがおススメです。企業サイトや採用サイトだけではわからない部分を確認できたり、自分とマッチするかどうかの判断材料になったりします。

 

また、現在オンラインでの合同説明会が増えており、しばらくスタンダードになることも予想されます。ネット環境やツールの使い方などは早めに確認しておきましょう。それも含めてしっかりした準備が大事になります。

 

説明会で仮に期待していた回答が得られなくても、質問への対応を通じて企業分析ができることも。興味のある企業なら、より企業の理解を深めるためにも積極的に質問してみましょう。質問しなくても選考に影響するわけではないので、他の参加者への配慮や企業担当者とのコミュニケーションを大切に、有意義な時間にしようとする意識を持って参加してください。

 

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