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【例文あり】ガクチカでサークル活動を書くポイントを徹底解説!

ガクチカを作成するにあたって、サークル活動について書きたいと考えている就活生は多いのではないでしょうか。しかし中には、

 

「目立った実績がないから書きたくても書けない」

「役職がないから周りの就活生に劣ってしまう」

「ガクチカの書き方がよく分からない」

「そもそもガクチカがない…」

 

と悩んでいる方もいるでしょう。たしかに、目立った実績がないと選考に通過しないのでは...と不安になりますよね。

 

しかし、ガクチカで重要なことは、実績でも役職でもありません。大事なのは、プロセスです。ポイントさえ押さえておけば、面接官に刺さる魅力的なガクチカは書けます。

 

この記事では、サークル活動をテーマにガクチカを書く際のポイントをご紹介。ガクチカの基本的な考え方をはじめ、具体的な書き方や注意点を例文と合わせて解説します。

 

 

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そもそも企業はガクチカで何を見ているのか?

「ガクチカ=学生時代に力を入れていたこと」は、就活を通じて必ず聞かれる項目です。就活を始めたばかりの皆さんがガクチカを書くにあたって、まずは企業がガクチカを通じて何を知りたいのかを明確に把握する必要があるでしょう。

 

企業がガクチカを通して見ているのは、ズバリ「その人が入社後に活躍できそうな人材かどうか」。社風との適性などを見ながら、採用するかどうかを決めています。

 

つまり、ガクチカだからと言ってただ頑張ったことを書けば良いわけではなく、あなた自身の「ポテンシャルの高さ」や「活躍できる可能性」をしっかり伝える必要があります。このことを理解した上で、ガクチカを作成しましょう。

 

役職がなくてもガクチカでサークルをアピールできる?

ガクチカは、「アルバイト経験」や「ゼミ・研究」など、さまざまなテーマで書かれるのが一般的。もちろん、「大学4年間を通じて頑張ったサークル活動について書きたい!」という方もたくさんいるでしょう。

 

とはいえ、昨今の新型コロナウイルス感染症の影響で目立った活動ができず、特筆すべき結果が残せていないと悩んでいる方もいるかもしれません。

 

でも、大丈夫。ガクチカにおいてどんな役職に就いていたか、どんな結果を残したかは、それほど重要ではありません。大事なのは、いかにあなたが採用するに相応しい人材であるかをアピールすること。そのためにも、「サークル活動を通じて何を学んだか」「それをどう仕事で活かせるか」といった点に重きを置き、丁寧に伝えましょう。

 

▼合わせて読みたい!

ガクチカとは?特別な経験がなくても突破できる方法を解説 - ライトハウス就活ガイド

印象に残るガクチカの書き方は?強力なエピソードが必要ない理由 - ライトハウス就活ガイド

 

サークル活動のガクチカでアピールできる能力

ガクチカでサークル活動について書く場合、以下のような点を企業にアピールできます。

<サークル活動を通じてアピールできること>

  • リーダーシップ
  • 協調性(組織内としての行動力)
  • コミュニケーション能力
  • 一つ事に打ち込む能力
  • 企画力
  • 責任感 など

また、これらを通じてあなた自身の人柄(明るさ・真面目さ・素直さなど)や価値観などもアピールできます。

 

サークル活動は、いわば組織活動。採用担当者や面接官にとって、採用後の活躍イメージがつきやすいというメリットがあるので、その辺も意識しながらガクチカを書くと良いでしょう。

 

ガクチカでサークル活動を書く際に押さえておくべき3つのポイント

実際にガクチカを書くにあたっては、以下の3つのポイントを必ず押さえておくことが大切。そうすることでガクチカが書きやすくなるだけでなく、より内容も魅力的になるので、採用担当者や面接官に刺さるガクチカにできますよ。

 

1. アピールしたいテーマを1つに絞る

先にも挙げたように、サークル活動を通じてさまざまな能力をアピールできますが、より伝わりやすいガクチカにするには、テーマを一つに絞り込みましょう。

 

あれもこれもと詰め込んでしまうと、散漫で軸のない内容になっていまい、何を伝えたいのかわからない文章になってしまいます。そういったガクチカは、採用担当者や面接官の印象にも残りにくく、書類選考も通りにくいので注意が必要です。

 

伝わりやすさ・分かりやすさを意識するなら、欲張らずに「これぞ!」というテーマを決めるのが得策。自分が書きやすい(=自信のある)テーマを選んでも良いですし、志望する企業が求める人材像に合わせて柔軟に決めるのもOKですよ。

 

2. 裏付けとなるエピソードを入れ込む

サークル活動を通じてアピールするテーマを1つに絞ったら、その裏付けとなるエピソードを書いていきましょう。

 

具体的には、「○○という課題に対して、○○といった行動をとるよう心がけた」といったイメージ。「その結果として、○○することができた」まで提示できたらベストです。

 

また、「メンバーが○人から○人に増えた」など、数字として提示できるものがもしあれば、そうしたデータを盛り込むのも効果的。採用担当者や面接官にあなたの能力の高さをアピールする材料にできますよ。

 

なお、エピソードについても、テーマ選びと同様1つに絞って書くのがおすすめ。複数のエピソードがあるとそれぞれのインパクトも薄れてしまうので、より印象に残りやすいものを選んで書くようにしましょう。

 

3. 「活動から得た学び」を「仕事にどう活かすか」に紐づける

ガクチカを通じて企業は「その人が入社後に活躍できそうな人材か」を見ています。そのことを考えた場合、成果だけを伝えて終わっては少々もったいないですし、エピソードによってはただの自慢と取られかねません。

 

そうならないためには、最後を「サークル活動から得た学びを今後の仕事にどう活かすか」で締めるのがポイント。そうすることで入社後のイメージがつきやすく、採用担当者や面接官に「この人なら当社で活躍してくれそうだ」と思ってもらえる可能性も高まるでしょう。

 

伝わりやすいガクチカの文章構成

ガクチカは、以下のような文章構成だと、より伝わりやすくなります。

企業にもよりますが、一般的にガクチカは200~400字程度のなど、文字数に制限があることが多いです。また、100文字以内や文字制限ナシなどの企業もあるため、それぞれの対策が必要です。

 

そうした中で、最大限に自分の魅力をアピールするには上記の構成が効果的なので、ぜひ参考にしてください。

 

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【テーマ別】サークル活動についてのガクチカ例文4選

上記で紹介した文章構成をもとに、サークル活動をもとにしたガクチカの書き方について、例文をご紹介します。

 

ここでは「協調性」「コミュニケーション能力」「リーダーシップ」「責任感」の4つのテーマで、それぞれをアピールできる例文をピックアップ。これからガクチカを書く方も、すでに書き上げたという方も、ぜひ参考にしてくださいね。

 

「協調性」をアピールする例文

▼結論

私が学生時代に最も力を入れていたのは、ランニングサークルでの活動です。

 

▼課題

そこには30名ほど所属していたのですが、マラソンの大会に出場するようなメンバーもいれば、健康やダイエットを目的としたメンバーもいました。それぞれ目的が異なることから、共通の練習メニューでは難しいという声が上がり、部長から意見の取りまとめを任されました。

 

▼具体的な取り組み

そこで私は、メンバーに話を聞いた上で、どのような形がベストなのかをみんなで話し合いました。そして、練習メニューを「ハード」「ソフト」「ライト」の3通り用意し、どれに参加するかは自由に決められることにしました。

 

▼結果

その結果、各自のレベルに応じた練習ができるだけでなく、その日の気分で一緒に楽しめる場も残り、活動としての満足度が高まったと思います。

 

▼学び

この経験から、一人ひとりの意見に丁寧に耳を傾ける大切さを学んだので、会社という組織に入ってもその姿勢を持って仕事に取り組みたいです。

 

「コミュニケーション能力」をアピールする例文

▼結論

私が学生時代に最も力を入れていたのは、異文化交流サークルでの活動です。

 

▼課題

もともと海外に興味があり、国際文化学科を専攻していたのですが、学科内に海外の方がおらず、もっと日常的に海外の方と触れ合える場を持ちたいと思ったのが入部のきっかけです。

 

▼具体的な取り組み

私が心がけていたのは、言葉に頼らないコミュニケーションです。正しい文法で会話することももちろん大事ですが、そこにばかり固執していると、会話の糸口すら掴めずコミュニケーションが図れないと感じました。

 

▼結果

そこで、会話の中に表情やボディランゲージを積極的に取り入れつつ、熱意を持って気持ちを伝えた結果、思っていた以上に打ち解けることができたのです。

 

▼学び

こうしたコミュニケーションは、さまざまな場面で応用できると考えていますので、ぜひ貴社での仕事にも活かしていきたいです。

 

「リーダーシップ」をアピールする例文

▼結論

私が学生時代に頑張っていたのは、バスケットボールのサークルです。

 

▼課題

サークルでは主将を任されており、4年生で初めて全国出場が視野に入るまでに成長。なんとしても全国出場の切符を手に入れたい、メンバーとその景色を見たいと考えました。

 

▼具体的な取り組み

ここまで成長できたのだから、練習内容は十分。足りないものがあるとすれば、モチベーションだと考えた私は、チームのみんなを集めて大会に賭ける思いを語ってもらう場を設けました。

 

▼結果

それぞれの考えを共有した結果、全員の気持ちを一つにできました。残念ながら全国出場は叶いませんでしたが、一致団結してプレーできたという自負があります。

 

▼学び

先頭に立ってメンバーを引っ張るリーダーシップもありますが、私自身は同じ目線で共に歩んでいくやり方が得意だと感じました。貴社に入社した暁にも、そうやって活躍できたらと思います。

 

「責任感」をアピールする例文

▼結論

私は学生時代、ダンスサークルでの活動に力を入れていました。

 

▼課題

高校時代に少しだけダンスの経験があり、友人から誘われるままに入部しました。初めは軽い気持ちで参加したのですが、周囲の大会にかける情熱に触れるうち、どんどん活動が楽しくなっていったのです。

 

▼具体的な取り組み

そこから、改めて自分もメンバーの一人だという自覚が芽生え、朝夕の自主練を増やすなど、自分なりに精一杯努力を重ねました。

 

▼結果

ダンスはチームで行なうのですが、全員の振りが揃った時の達成感は何物にも変え難く、一人ひとりが責任感を持って役割を果たす大事さを学びました。

 

▼学び

この経験を活かして、どんな仕事においても自分の役割を果たすために努力していきたいと考えています。

 

これはNG!ガクチカでサークルを書く際の注意点

ガクチカでサークル活動について書く際の注意点について解説していきます。

 

インパクト重視で話を盛ってしまう

ガクチカは、面接前から企業に自分自身をアピールできる貴重な場。だからこそ、「印象的なエピソードでインパクトを残したい!」「他の候補者に差をつけたい!」と考える方もいるでしょう。

 

そうした気持ちもよく分かります。とはいえ、わざわざエピソードを創作したり、大幅に事実と異なる内容に変えたりするのはNGです。嘘を書いたところで必ず見破られてしまうのがオチ。何より、インパクトのあるガクチカが必ずしも採用担当者や面接官に刺さるわけでもありません。

 

だからこそ、インパクトで勝負するのではなく「その経験から自分が何を学び、どう成長できたのか」「今度にどう活かしていきたいか」を丁寧に書くよう心がけましょう。

 

サークルの説明だけで終わってしまう

ガクチカでサークル活動について書く際に陥りがちなのが、単に活動の説明だけを書いて終わってしまうこと。

 

「力を入れて活動していたからこそ、いろいろ伝えたい!」という気持ちも理解できますが、企業が知りたいのは、「どんなサークル活動をしていたのか」ではなく「どのような経験から何を学んだか」なので、そこが書かれていないガクチカは、そもそも評価に値しません。

 

前提の説明がないと伝わりにくい活動ならば話は別ですが、そうでない場合、説明の部分はそれほど重要ではありません。先の例文を参考にしつつ、自分なりに書き方を工夫してみましょう。

 

ガクチカでサークルを書く際のよくある質問

ガクチカでサークル活動を書く際に、よくあるある質問をピックアップしました。

 

やめたサークルの話でもいいの?

昨今のコロナ禍で思うように活動ができず、サークルを途中で脱退したという就活生も少なくないと思います。しかし、1年・2年のみの活動でも、自分なりに頑張ったことや力を入れた経験があれば、それをアピールすることは全く問題ありません。

 

最後までやり通すのはもちろん立派ですが、長く活動していれば良いということでもありません。先にも触れたように、ガクチカで大事なのは「その活動を通じて何を学び、今後の仕事にどう活かすか」をしっかり伝えること。それをクリアできるエピソードがあれば、たとえ短期間であっても十分ガクチカになり得ますよ。

 

ただし、面接の際に「なぜ辞めたのか」などを聞かれる可能性があるので、事前にしっかり解答を用意しておきましょう。

 

サークルについて本当に書くことがない時はどうすればいいの?

この記事をご覧になっている就活生の中には、「サークル活動どころか、そもそもガクチカで書くネタがなくて困っている」という方もいるかもしれません。そうした方は、ちょっと日常に目を向けてみてください。ガクチカになるネタは、案外身近なところにあるかもしれませんよ。

<身近なところにあるガクチカ>

  • 筋トレを○年間続けている。
  • 日記やブログの更新を毎日行なっている。
  • 家庭菜園でさまざまな野菜を育てている。
  • 一人暮らしで毎日自炊している。
  • 人と会話するときは、しっかり目を見て話すことを心がけている。

など

 

それでもまだガクチカがないという方は、思い切ってこれからガクチカを始めてみましょう。費やした「時間」ではなく「深さ」で勝負するのも一つの手です。

<これから始められるガクチカ>

  • 資格の取得に向けて勉強をする。
  • 1日一本×100日連続映画を見て感想をメモする。
  • 興味のある分野の本を片端から読んで掘り下げる。
  • オンラインゲームで1ヶ月以内に世界ランキング入りを目指す。
  • 好きな楽曲の歌詞を翻訳する。
  • 人と会うときは自分から挨拶するよう心がける。

など

 

先にも書いたように、ガクチカは内容そのものが重要なわけでは無い。大切なのは、課題と向き合う姿勢。どうにもネタがない、書くことが思いつかない方は、普段何気なく続けていることに目を向けたり、これからガクチカを作ったりすることも選択肢として考えてみましょう。

 

▼合わせて読みたい!

ガクチカがない…と困っている人へ|強いネタを探していませんか? - ライトハウス就活ガイド

 

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まとめ

ここまで、ガクチカでサークル活動を書くポイントについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか。

 

今の時代、さまざまな事情から思うように活動できていない就活生も多いと思いますが、自分の中でしっかり頑張っていたと言える方は、ぜひ胸を張ってその経験をアピールしましょう。

 

「頑張ったつもりだけど、目立った活動はできていないし…」という方も、心配しないでOK。そもそも特別な実績がある人のほうが少ないですし、活躍した実績がある=優秀な人材という評価になるわけでもありません。

 

目立った成果よりも、サークル活動を通じて何を学び、今後にどう活かすかが大切。「この人なら入社後に活躍してもらえそうだ」と思ってもらうためにも、しっかり自分と向き合って答えを導き出し、企業に刺さるガクチカを作成してください。

 

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