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ガクチカがない…と困っている人へ|強いネタを探していませんか?

「ガクチカ」とは「学生時代に力を入れたこと」の略で特に新卒の採用選考においては頻出の質問。企業側としてはまだ就業経験がない就活生に対し、学生時代に取り組んできた行動や活動について聞くことで、どのような人材であるかの判断材料となるものです。

 

ただ実際にESや面接で回答するとなると「自分にはアピールできるような経験がない」と、ガクチカの内容に悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。特に近年はコロナ禍の影響もあり、なかなか思うような動きができなかったというケースも少なくありません。

 

そこで本記事では「どうしてもガクチカが思いつかない」という場合でも、きちんと選考時に答えるためのコツや対策を解説していきます。

 

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「ガクチカがない」という就活生の勘違いポイント

ではなぜ「ガクチカがない」と感じてしまうのでしょうか。まずは面接などで聞かれる、ガクチカに対する認識から確認していきましょう。

 

特別な成果を出している必要があると思っている

何か長い時間をかけて努力し、他人から評価されたり優秀な成績を残したりした経験があれば、もちろんそれは学生時代に打ち込んだことだといえます。ただしこうした成功体験ばかりがガクチカではありません。たとえばアルバイトならリーダー、サークルなら部長、部活なら全国大会出場というように、強いネタが必要だと思っている人もいるかもしれませんが、それは違います。むしろ強いネタよりもプロセスのほうが大事なのです。

 

そのため少しでも意識的に行動したり頑張ろうと思ったりしたことがあるなら、たとえ目に見える特別な成果は出ていなくても、ガクチカに値します。

 

ガクチカは、優秀さを判断する質問ではなく、その学生がどのような人物なのか見極めるもの。仮に成功という結果にならなかったとしても、最終的に何かしらの学びがあったことであればガクチカになります。

 

他の学生と差がつく経験でないといけないと思っている

どうしても自分をアピールすることに意識が向いていると、他の学生との違いを見せなければと思ってしまいがちです。もちろんありきたりなエピソードでは、採用担当者の印象には残りづらいですが、決して珍しい経験をしていなければいけないわけではありません。

 

そもそも何をどう頑張ったのかという過程そのものから、それぞれの個性は見えてくるもの。「人にいえるような特別な体験はしてこなかった」と悩んでしまう学生は多いですが、ガクチカはもっと日常的なことで構いません。たとえばゼミやバイトのほか、趣味などでも良いでしょう。よくある経験でも、その中から自分なりに少しでも主体的に取り組んだことはなかったか、一度振り返ってみましょう。

 

▼合わせて読みたい!

ガクチカとは?特別な経験がなくても突破できる方法を解説 - ライトハウス就活ガイド

 

採用担当者はガクチカから何を見極めているのか

ここまでに見てきたように、大前提としてガクチカは決して大げさな経験でなくても問題ありません。では以下からは、採用担当者がガクチカによって何を評価しているのでしょうか。

 

一言でいえば、実際に会社に入って活躍できる人材なのか、そのポテンシャルを見極めています。そしてそれを判断する基準として、次のような部分を確認します。

 

その経験から何を得たのか

ガクチカについて聞くことで、企業側は何を知りたいかといえば、実際に働く上で活かせる考え方や能力が身についているかという点です。たとえ貴重な経験や大きな成果を出した体験をしていても、何か今後に役立つ結果を得ていなければ、ガクチカとしてアピールしても意味がありません。

 

その反対に、多少なりとも仕事につながりそうな学びがあったのであれば、どんなに些細なエピソードでも良いのでしょう。ガクチカでは、自ら行動したことで、どのような結果になったのか伝えることが大切です。

 

どんなことに意欲を感じるのか

特に新卒の就活生に対しては、何がモチベーションになるのか、企業側としてはしっかりと確認しておきたい部分です。即戦力として採用するのではなく、長期的に育成することを前提にしているので、その学生がどんなことに意欲を持つのかは非常に重要。そこでガクチカによって、その方向性が担当する業務に適しているのか見極めようとしています。

 

そこでガクチカでは、その行動や取り組みに至った動機も大切です。仮に何か継続してきたことがあれば、「なぜ続けられたのか」を考えていきましょう。

 

1つの物事に対してどのように取り組むのか

どんなことに・どのように取り組んできたのか確認することで、企業側は各人材の行動の傾向や価値観を見極めています。ガクチカでは、テーマ自体は何でも構いませんが、自ら主体的に動いたことが前提。そこから、何を目的に行動へ移したのか⇒その達成に向けてどうしたのか⇒最終的にどうなったのか、といったプロセスを見ることで、思考力や実行力などを判断しています。こうした過程を評価することで、どのように仕事を進めていく人材なのか確かめようとしているのです。

 

また1つの物事にどう取り組んできたのか、その経験を詳しく聞くことで、自分でどのように課題を設定して行動できるのか見ている部分も。たとえば働く上で壁にぶつかった際にはどのように対処するのか、課題解決に向けた姿勢を見ている側面もあります。

 

論理立てた説明ができるか

ガクチカを通じて具体的なエピソードを引き出すことで、相手に分かりやすく伝える力があるかの判断にもつながります。特に面接では全体を通して質問の意図を汲み取った回答ができるか・順序立てて話ができるかなど、仕事の基本となるコミュニケーション能力を図っている一面も。そこでガクチカによって自身がどのような人物であるか説明してもらうことで、的確な情報伝達ができるか見極めています。

 

ガクチカがない時にやるべきこと

とはいえ、いざ言葉にしてみようとしてもなかなかガクチカが思いつかないケースもあるでしょう。そうした時にはどう対処すると良いのか、具体的な解決策をご紹介していきます。

 

普段の生活を思い出してみる

特にこれといったガクチカが思い浮かばない時にはまずは日常生活から見直してみると良いでしょう。朝起きてから夜眠るまで毎日の生活スタイルを細かくリストアップしてみると、自分でルール化している行動が見えてきます。そして「なぜこうしてきたのか?」というように深掘りしていくと、ガクチカにつながる経験に落とし込むことが可能です。

 

たとえば「毎日自炊するようにしていた」といった習慣があれば、その目的は何だったのか思い出してみます。そこで「節約のため」「体型維持がしたい」などの動機を見つけていき、それを叶えるために買い出しや調理はどうしていたのか具体的な過程を振り返っていきましょう。

 

何か意識的にしている行動はないか洗い出す

毎日の生活習慣にかぎらず、そのほかにも週末などの休日に打ち込んでいた趣味を取り上げるのも1つの方法です。たとえば「映画鑑賞にハマっていて、SNSに簡単なレビューも書いていた」といったエピソードがあったとします。そこから「どのように作品を探したのか」「なぜSNSで発信しようと思ったのか」というようにその行動を紐解くことで、仕事につながる姿勢が見えてくることもあるでしょう。

 

またバイトの場合でも、実際の業務内容だけでなく、「シフトの入り方や時間の使い方に気を付けていた」といったことでも問題ありません。そうすることで、スケジュールを無駄なく管理したり、効率的に動こうとしたりする姿勢をアピールすることにつなげられます。

 

中学や高校時代から歴史をさかのぼってみる

ガクチカは大学時代だけでなく、中学や高校での経験でも問題はありません。ただあまりに記憶が遠いとガクチカに使えるほどのエピソードが出てこない可能性もあるので、もし日記などの記録があれば、参考にしてみるのも良いでしょう。

 

たとえば過去の体験を振り返ってグラフ化し、各時期の浮き沈みを図にするライフラインチャートを作ってみるのも1つの手です。自分の今までを客観的に確かめてみることで、全体を通して大切にしてきた意識や考え方を再確認し、ガクチカを見つけ出すことにもつながります。

 

▼合わせて読みたい!

失敗しない自己分析|内定をゴールにするのは危険。目的の本質とは? - ライトハウス就活ガイド

 

ムリやり考えるくらいなら、今からガクチカを作れば良い

「どうしても全くガクチカがない」という場合には、残りの時間でガクチカが作れないか考えてみることも大切です。たとえば何か現状の課題を探し、その解決に向けて自分はどう動いたのか、これを語ることでガクチカにできます。何年も時間をかけたものだけがガクチカになるわけではありません。

 

変な話かもしれませんが、3年かけて全然頑張らなかったものより、1週間だけでも本気で取り組んだもののほうがガクチカになります。仮に1ヶ月でWebサイト制作までできるスキル習得を目指し、プログラミングを勉強したなどの経験も立派なガクチカにできるのです。

 

「ガクチカがない」と悩んでいる間に、そもそもガクチカを新しく作れることもあります。

 

これからガクチカを作る際に大事なこと

基本的にガクチカを構成する要素は、下記のようになります。

 

  • 結論
  • 課題
  • 具体的な取り組み
  • 結果
  • 学び

 

自らどのように課題を設定し、そして解決するためにどう動いたのか。そしてその結果どのようなこと得たのか、もしくは学んだのか。これらの内容が書ければガクチカになります。

 

たった1ヶ月間でも構わないので、何か自分から取り組んだことはないか、洗い出してみましょう。たとえばアルバイト・旅行・サークル・自己研鑽など、いろいろな体験をガクチカとして構成できないか試してみます。

 

コロナ禍でガクチカがない場合はどうすれば良い?

コロナ禍の影響もあって、サークル・部活・留学など、思うようにできなかったケースも多いでしょう。

 

前述したように、ガクチカから見ているのは、課題に対する解決力やその姿勢です。仮にサークルの活動ができなくても、日常生活の中で生じる課題はたくさんあるでしょう。そしてそれを解決しようと行動したシーンは、いくつもあったはずです。ガクチカでは、何かしらの物事にどう取り組んできたのか語ることができれば、それで問題ありません。特にコロナ禍だからこそ、苦労した経験も多々あるでしょう。そうした中で、数々の問題に向き合ってきた姿勢こそ、あなたの人柄や能力につながるのです。

 

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ガクチカを書く際に気をつけたいポイント

では実際にガクチカを作成していく上で、特に気を付けておきたいポイントも見ていきましょう。

 

無理に良く見せようとしない

今までにも出てきているように、ガクチカは何かしらの成功を収めた経験でなくても良いものです。やはり内定が欲しいという意識が強くあると、自分をアピールしたい考えが働いてしまいますが、当然ながら話を盛ったり嘘をついたりするのはNG。事実が伴っていないと、そこからさらに質問が進んでいった場合に、エピソードが矛盾したり詳しく答えられなくなったりする可能性が高くなってしまいます。

 

また企業側としては、自社との相性を確かめたいと考えているため、できるだけ等身大の姿を見せてほしいのが本音です。たとえ無理に自分を良く見せて就職が決まっても結局は適性に合致せず、早期退職につながってしまうなど、お互いに不利益になってしまいます。

 

自己PRと混同しない

ガクチカでありがちなのが、自己PRと似たような内容になってしまうこと。自己PRもガクチカも、自分がどのような人物なのかプレゼンする意味では同じではありますが、質問の意図としては全く異なります。自己PRは個々が思う自らの強みを知るためのもので、ガクチカは物事に対する志向性などを確認するものです。そのため自己PRとガクチカは別々に聞かれることも多いので、それぞれできちんと切り分けて、違うエピソードを用意しておきましょう。

 

受験の話題は避ける

中には「大学受験が最も頑張った経験」という人もいるかもしれませんが、実はあまりガクチカには適さないので要注意。基本的に新卒の学生であれば、誰でも体験しているエピソードである上に、受験については主体的な打ち込んだこととはいえません。進学するためには必ず通らなければならないので、「自分から何か意識して行動した」という話につながりにくいためです。

 

企業によってはESなどで「受験以外」と指定されているケースもあるかもしれません。このように受験はガクチカに好まれない傾向にあるので、できるだけ避けたほうが無難でしょう。

 

説得力のあるガクチカにするためのステップ

ではここからは、実際にガクチカを作成するにあたって効果的な構成方法をご紹介。以下から例として「毎日自炊をした」という日常の習慣をもとに、文章を作っていきます。

 

まずは結論から伝える

ガクチカにかぎらず、どの質問においても、最初に結論から明確にする構成だと分かりやすくなります。なおガクチカの基本構成は先ほども出てきたように「結論・課題・具体的な取り組み・結果・学び」です。

 

まずは一文で結論を伝え、そこからどんな目標に対して(課題)どう行動し(具体的な取り組み)、最終的に何を得たのか(結果・学び)という内容で展開していきます。

 

もちろん具体的な根拠やエピソードも重要ではありますが、まずは「私は○○に取り組みました(結論)」を簡潔に回答することで、話の軸を固めましょう。

(例文)

「私は、大学に進んで一人暮らしを始めたのをきっかけに、毎日の食事には特に気を遣っていました。」

 

その結論に対する目標を具体的にする(課題)

結論を提示したら次はどのような部分を課題に感じて、どういった目標を持ったのか、より詳しく深掘りしていきましょう。

(例文)

「元々は節約のために始めたので、毎月食事に使う金額を決めて、そこに食費が収まるようにすることを目標にしました。」

 

より詳細な活動の内容を示す(具体的な取り組み)

前の項目で示した目標達成に向けて実際にどのように行動したのか、詳しいエピソードで肉付けしていきます。

(例文)

「限られた時間の中でもできるだけ毎日自炊して節約できるように、週末には献立を決めて、まとめて食材を買い置きしました。買い物の時間をなるべく省略し、またメニューをあらかじめ決めておくことで、無駄なく効率的に調理ができるように工夫していました。

まとめて購入したほうが単価が安いので、よく使う食材は多めに買って、カットして冷凍保存にします。また時間がない時のために、手の空く時には2品ほど作り置きもして、余計な出費がないように気を付けました。

 

最終的な成果と学んだことをまとめる(結果・学び)

最後には自分なりに得られたと思える結果や学びをまとめていきましょう。

(例文)

「これを継続してきたことで計画的に予算を使う癖が身につき、さらに学業とアルバイトの合間に自炊する習慣から、うまくスケジュールの管理もできるようになったと感じます。また自分の想定どおりに食費が収まって、余分ができた時には達成感も得られました。このように1つのゴールに向かって、何をすべきか順序立てて行動できる能力を活かし、貴社における目標達成のお役に立ちたいと考えています。」

 

まずは「ガクチカがない」にとらわれないことが大切

就活のエントリーや面接において、内定をもらうためのアピールに意識が向いてしまうと、「自分には何もない…」と思い込む人もいるでしょう。もちろん他の学生をと差をつけることも大切ではありますが、そこにとらわれすぎると、うまく自分を出せなくなってしまうケースもあります。

 

採用担当者が見ている事の1つに優秀さがありますが、それと同じくらい各人材との相性も見ています。特にガクチカでは、学生時代の経験を通じて、どのような考え方や行動ができるのか知ることが重視されるもの。特別な体験でなくても構わないので、まずは自分の今までをしっかりと見つめ直すことから始めると良いでしょう。

 

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