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面接で聞かれることとは?質問への対策や回答のお手本を紹介!

「自己紹介をしてください」

「弊社を志望した動機について教えてください」

 

新卒の採用面接では、面接官から様々なことを質問されます。

無事採用されるためには、聞かれたことにただその場で答えるのではなく、面接官にとって有望な人材だと思われる答え方をすることが大切です。

 

そこで、今回は一次面接、二次面接、最終面接においてどんなことが聞かれるのか、またどんな回答が好印象を与えやすいのかを学んでいきましょう。

 

選考の各段階で注目されやすいポイントも変わってくるので、ぜひ参考にしてみてください。

 

なお、面接回数は企業によって異なります。今回は面接の選考段階を3つにわけて紹介しますが、適宜自分の志望企業の選考段階にあわせながらご覧ください。

 

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面接で採用担当者が見ているポイント

まず、面接の頻出質問をいくつかご紹介します。

  • 自己紹介をお願いします。
  • 学生時代に力を入れて取り組んだことはありますか?
  • あなたの長所、短所はどこですか?
  • これまでで一番苦労した経験と、解決方法を教えてください。
  • なぜ弊社を志望しましたか?
  • 弊社の弱みはなんだと思いますか?また、その弱みに対しあなたはどんな貢献ができると思いますか?
  • 10年後、何をしていると思いますか?
  • 自己PRをお願いします。

採用担当者はこれらの質問を通して、応募者の能力や対応力、社会性、入社意欲、自社との相性、どれだけ自社の採用選考に向けて準備しているかなどのポイントを見ています。

 

回答例の丸暗記は意味がない

上記の質問は、どの選考段階の面接でも聞かれることが多い頻出問題です。

 

よって回答例をあらかじめ用意しておくことが大切ですが、だからといって面接で頻出する質問例と回答例を調べ、そのまま丸暗記するのはNGといえます。

 

理由は、自分の経験や熱意をもとに回答を作らないと、発言に一貫性がなくなりやすいからです。他の人の回答例を丸暗記したままだと結局ぼろがでてしまうため、面接で好印象を与えることも難しくなるでしょう。

 

選考段階によって、面接で聞かれた質問の答えを変えること

また、自分で用意した回答であっても、一次面接、二次面接、最終面接という各選考段階で一言一句同じ答えを、同じように答えるのもNGです。

 

理由は、選考段階によって採用担当者が聞き出したいこと、注目していることが変わるからといえます。一貫性はきちんと持たせたまま、どんな掘り下げにも対応できるように回答を用意していくことが好ましいでしょう。

 

以上を踏まえて、選考段階別の面接の特徴や、聞かれやすいことをご紹介していきます。

 

▼合わせて読みたい!

面接で必ず聞かれる逆質問|面接官に好印象を与える質問例も紹介 - ライトハウス就活ガイド

 

新卒の一次面接で聞かれること&面接の特徴

一次面接は、「社会人としての基礎力」が問われやすい場です。

面接官は人事の担当者や若手社員など、現場を担うスタッフが主に担当します。

 

まずは面接で聞かれることを簡単に見てみましょう。

 

 

一次面接で聞かれること

書類選考を除けば、一次面接は応募者と採用担当者が初めて顔を合わせる場です。よって応募者も答えやすい、オーソドックスなことを聞かれるのが一般的といえます。

 

具体的には以下の質問例が挙げられるでしょう。

  • 自己紹介をしてください
  • 自己PRをお願いします
  • 学生時代に力を入れて取り組んだことを教えてください(ガクチカ)
  • あなたの長所、短所は何ですか?
  • これまでで一番苦労した経験と、解決方法を教えてください
  • 志望動機を教えてください

頻出質問をおさえておけば、慌てずに回答しやすくなります。事前にしっかり準備していきましょう。

 

一次面接での効果的な答え方

一次面接は「社会人としての基礎力」が問われやすい場。逆にいえば、基本的なことができていないと落とされる場ともいえます。人と話すときの姿勢やマナー、声のトーン、身だしなみ、話の一貫性の有無など、社会人として身に着けておきたいスキルが特に見られやすい選考段階です。

 

ポイントは、面接の回答はもちろんですが、答える態度や服装にも気をつけること。特に受け答えはハキハキと明るく行なうことが好ましいでしょう。

 

なお二次面接に進むためには、企業の担当者に「この学生さんの話をもう少し聞きたい」と、自分に興味を持ってもらう必要もあります。

 

たとえば「自己紹介をしてください」という基本的な質問に答えるとき、「○○大学の○○と申します。よろしくお願いします」だけだと面接官は何の興味も惹かれず、話も終わってしまいます。

 

自分が相手に知ってもらいたいこと、今頑張っていること、誰にも負けないと思っていること、アピールしたいこと、こんなことは自分しかやってないだろうと思うことなど、何か話のきっかけになりそうなエピソードを一つ言い添えるとよいでしょう。

 

新卒の二次面接で聞かれること&面接の特徴

二次面接は、「会社との相性、適性、戦力性」が問われやすい場です。面接官は、実際に一緒に働く上司・先輩クラスが主に担当します。

 

まずは面接で聞かれることを簡単に見てみましょう。

 

二次面接で聞かれること

二次面接は、一次面接によって「入社基準をある程度満たした応募者」のみがふるい分けられている状態です。面接官はここから、自社により適した人材を選ばなければなりません。

 

そのために行なわれやすいのは、応募者の主張の深掘りです。たとえば以下のような質問を通して、応募者の能力や考え方を掘り下げていきます。

  • 一次面接の自己PRで「初対面の人と仲良くなるのが得意」と言っていたそうですが、
    打ち解けるコツを教えてください。

 

  • 志望動機を教えてください。(回答後)それなら競合のA社でも同じ条件ですが、
    それについてはどう思いますか?

 

  • 入社後、○○部に所属したいとのことでしたが、希望どおりの仕事に就けなかったらどうしますか?

応募者がその場で、あるいは一次面接で答えたことに対して、さらに詳しく聞かれやすいのが特徴です。

 

これらの質問により、本人がどれだけ企業について研究しているか、適性はどのくらいか、主張に一貫性があるかなどを調べています。

 

二次面接での効果的な答え方

二次面接では、志望先の企業に適した人材であることをアピールしていきましょう。一方で、二次面接では先も述べたとおり、一次面接と同じ質問でもさらに詳しく掘り下げられることが多いです。頻出質問の回答の丸暗記ではまず通用しないので、以下の2つのポイントをおさえておきましょう。

 

まず1つめは、自己PR、志望動機、ガクチカなどの頻出質問について、一次面接以上に、自分なりの答えを準備しておくことです。二次面接は応募者の答えの掘り下げもされやすい選考段階なので、「自分の答えに対して、面接官がこう聞いてきたらどう答えるか?」をしっかり考えておきましょう。

 

2つめは、企業研究、業界研究、自己分析を入念にやっておくことです。

 

特に調べたいのは、業界のトレンドや競合他社について。二次面接以降の選考も含め「どうして自社を選んだのか」を問われることが多くなります。業界全体について把握しておくことで、応募先を選んだ理由について、面接官から「A社もこうだけど」「最近はそれができるのはうちだけじゃないけど」と言われるリスクも減らせます。

 

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新卒の最終面接で聞かれること&面接の特徴

最終面接は、「志望度の高さ」や「自社との相性」の最終チェックが行なわれる場です。面接官は、役員などの管理職クラスや採用権限者が主に担当します。

 

それでは、面接で聞かれることを簡単に見てみましょう。

 

最終面接で聞かれること

最終面接は、一次・二次面接によって「入社基準も適性も満たした応募者」がふるい分けられている状態です。能力的にはほぼ内定を獲得できる段階ですが、採用枠が少ない場合はさらにここから人数が絞られます。

 

最終面接では、以下のような内容が聞かれやすいです。

  • 弊社のほかに選考が進んでいる企業はありますか?ある場合、選考状況も教えてください
  • 弊社でこれからどんな仕事をやっていきたいですか?
  • 改めて自己PRをお願いします
  • 改めて志望動機を聞かせてもらえますか?
  • 最後に何か聞きたいことはありますか?

 

最終面接での効果的な答え方

最終面接で主に見られていることは、志望度の強さです。「この会社に入りたいです」という言葉だけでなく、どれだけ本気で入りたいと思っているかが掘り下げられやすいでしょう。一次・二次よりもさらに入念に、企業研究や業界研究について行なっておくことをおすすめします。

 

たとえば「弊社でこれからどんな仕事をやっていきたいですか?」という質問なら、他の応募者より具体的に、かつ企業の実態に合った内容を答えることが好ましいでしょう。逆に企業のこれからの事業方針にない仕事について「やってみたい」と言ったり、営業成績重視の社風の企業で「お客様に寄り添った営業をしたい」と言ったりするのはNGです。

 

企業が求めている人物像をしっかりリサーチした上で、応募先の一員になりたいという熱意をアピールしていきましょう。

 

なお他社の選考状況については、正直に言ってかまいません。他の企業の最終選考に残っていた場合であっても、第一志望がどこであるかをしっかり主張すれば、熱意は伝わるでしょう。

 

▼合わせて読みたい!

最終面接で内定を勝ち取るために知っておくべき注意点や要点を解説 - ライトハウス就活ガイド

 

就活サイトで志望企業の内情を調べるのもおすすめ

志望企業について深く知るための方法としておすすめしたいのは、実際に勤めている人の声を聞くことです。

 

とはいえ、身近に志望企業のOBやOGがいない場合、会社の口コミや評価は調べにくいですよね。そんなときは、現職の方々の口コミが掲載されている就活サイトを参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

たとえばエン・ジャパン株式会社が運営する「ライトハウス」には、実際の社員から寄せられた口コミが掲載されています。先輩社員による企業評価をもとに、その企業の強み・弱みを知ることもできるでしょう。気になる口コミを事前にまとめておけば、会社説明会などの機会に、会社の人に確認することもできるようになるでしょう。

 

面接の基本Q&A

最後に、面接に臨むにあたって知っておきたい基本的なことをQ&A形式でいくつかご紹介します。

 

Q.面接の回答は何分くらいにするべき?

個別面接なら最大2分以内、集団面接なら1分以内におさめるのが一般的です。

 

面接の時間には限りがあり、一人あたりの持ち時間もある程度決まっています。短すぎる回答では面接官の印象に残りにくく、長すぎる回答だと先方の迷惑になる可能性があるため、避けた方が賢明です。

 

自分の持ち時間内で最大限のアピールができるよう、何度も答え方をシミュレーションしておくとよいでしょう。

 

Q.志望企業の呼び方は?

面接で志望企業のことを呼ぶ際は、「御社」が正解です。

 

なお、エントリーシートなどの書面上では、「貴社」が正解となります。「御社」と「貴社」を混同しないよう注意しましょう。

 

Q.お礼メールは必要?

お礼メールは必須ではありませんが、送っておくと面接官に好印象を持ってもらえる可能性があります。

 

ただ、志望企業の営業時間外に送るなど、非常識なことをすると逆に印象が悪くなってしまいかねません。事前にマナーを確認したうえでお礼メールを送るようにしましょう。

 

Q.面接のときに鞄はどこへ置くべき?

鞄は足元に立てて置きましょう。置くタイミングは、着席と同時です。周囲の机や椅子などが空いている場合でも、先方から促されない限り、足元に置くことを心がけましょう。

 

なお鞄を取るタイミングは、退室の直前です。面接が終了し、椅子から立って「ありがとうございました」とお礼を済ませた後に、鞄を取りましょう。

 

まとめ

一次面接、二次面接、最終面接においてどんなことが聞かれるのか、またどんな回答が好印象を与えやすいのかをご紹介しました。

 

選考の各段階で注目されやすいポイントに沿った回答をすることで、面接官の心証も良くなるほか、面接の通過率もアップします。事前に回答例をきちんと用意して、本番に臨んでみてはいかがでしょうか。

 

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