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みんなでつくる!エンタメ業界を支える「製作委員会」とは


みんなでつくる!
エンタメ業界を支える「製作委員会」とは

「製作委員会」

アニメや映画などのオープニングやエンディングのクレジットで見たことのある人も多いのではないでしょうか。

製作委員会とは、主に企業が作品の製作費を出資し合い、作品にまつわる権利を得るという制度。テレビ放映、ネット配信、キャラクター版権など、一つの作品には様々な権利が発生し、企業は出資して得た権利を活用してビジネスを行います。そのため製作委員会には、テレビ局、広告代理店、出版社、レコード会社、ネット配信会社、新聞社、制作プロダクション、映画配給会社などがよく名をつらねます。また作品の得た利益は、企業の出資額に応じて分配となるため、企業はそれぞれの強みを生かして作品のヒットを目指します。例えば、テレビ局ならCMや情報番組での放映、新聞社や出版社は自社の媒体で告知するなどです。

製作委員会が有名になったのは、1984年公開『風の谷のナウシカ』から。徳間書店と広告代理店の博報堂が製作委員会となり、配給収入7.4億円の成功を収めました。現在活発になっているテレビにおける製作委員会は、『新世紀エヴァンゲリヲン』のヒットから広まっていきます。

一般消費者も参加!形を広げる製作の形

一方、企業の入った製作委員会ではその意向を汲む必要もあるため、自由に作品を作れないこともあるというデメリットもあります。例えば、社会的に問題になりそうな部分のカットや、一般受けされそうな作品が好まれ、地味な作品は採用されづらいということです。

2016年に興行収入80億円を突破した『シン・ゴジラ』は、製作委員会方式を採用せず、東宝単独で製作されました。単独で製作されたからこそ、安保問題など、社会的な問題を取り上げることができたとも言われています。

また、クラウドファンディングでの製作資金の公募という、新たな製作方式も誕生しています。興行収入8億円を超えるヒットとなった『この世界の片隅に』は、クラウドファンディングで資金を募り、製作されました。この方法により、これまで製作委員会方式で資金を集めるのが難しく製作を断念されていた作品で、製作が実現しています。

一般消費者も製作に関わり始めたエンタメ業界。今後も様々な形で私たちを楽しませてくれそうです。

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