スマホで申し込めたり、少額で短期間だけ加入できたりと、保険が手軽になってきています。
スマホで加入できる保険を提供しているのは、NTTドコモ、ソフトバンク、auの大手キャリア。それぞれが提携している保険会社の商品の申し込みが可能です。大手キャリアは保険の取り扱い代理店となります。
利用者のメリットは、加入手続きの簡易さです。手続きにはスマホ契約者の使命や住所などの情報を活用するため、入力を省くことができます。手続きに写真などが必要な場合も、スマホで撮影したものを送信すれば対応可能。支払いは月々の電話料金に上乗せできるので、別途支払うなどの必要もありません。
大手3社の取り扱い商品は、少額で加入できるものが多くなっています。
ドコモが提供している医療保険「ベーシックプラン」は、30歳の加入者の場合、毎月の負担は1ヶ月920円。入院時に1日5000円などの補償がついてきます。ソフトバンクは日常生活で発生するケガや賠償事故などを補償する傷害保険を提供しています。
auが提供する「auゴルフほけん」では、最短1泊2日からの申し込みが可能です。補償内容は一般的なゴルフ保険と同様で、ゴルフ中のケガや用具の破損などのアクシデントなどとなっています。
30分など、時間単位で加入できる保険も登場するかもしれません。
損保ジャパン日本興亜は、オンデマンド型保険契約アプリ「Trov(トロブ)を展開するアメリカ企業Trovに出資しました。「Trov」は個々の所有物に対して、必要なときに必要な期間だけ保険をかけられるアプリ。カメラを持ち歩き、散策しながら撮影する際、30分だけ保険に加入するといったことが可能です。
損保ジャパン日本興亜では、日本での応用を検討。「ずっと付き合っていくもの」というイメージの強かった保険が、大きく変わり始めています。
<参考>
NTTドコモHP
https://www.nttdocomo.co.jp/service/insurance/medical_insurance/feature/index.html
ソフトバンクHP
https://www.softbank.jp/mobile/service/insurance-daily/
家電など保険加入、時間単位で 損保ジャパンがVB出資
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDC22H2U_S7A620C1EE9000/