ホーム
アルミVSスチール 缶容器素材の争い


アルミVSスチール 缶容器素材の争い

アルミ缶の需要量が増加

飲料容器として使用されているアルミ缶とスチール缶。スチール缶の国内需要が2015年までに8年連続で減少するなか、2016年のアルミ缶需要量は前年に続いて過去最高を記録する見込みとなりました。近年、缶コーヒーを中心に、スチール缶から軽く利便性の高いアルミ缶に容器の切り替えが行なわれています。

特に大きな切り替えが行なわれたのは、コカ・コーラのジョージアです。2014年、コカ・コーラは缶コーヒーブランド首位のジョージア缶のほとんどの製品をアルミ缶に変更。その影響で2015年のアルミ缶需要量は前年比で約1割の増加となりました。

アルミ缶に変更したワケ

コカ・コーラがジョージア缶をアルミに変更した理由として考えられているのは、スチールに比べて価格が把握しやすいということです。

スチールの価格の多くは鉄鋼メーカーと需要家の直接の交渉で決められています。一方、アルミはロンドン金属取引所相場という国際価格指標が定められているため、価格の動向を把握することが可能です。また、アルミはスチールより軽いため、輸送費を含めた費用では価格が抑えやすい傾向にあります。

スチール缶も対抗

需要減少の続くスチール缶業界は、スチール缶の軽量化やリサイクル率向上の取り組みを進めています。2015年度、スチール缶は製造技術の向上で、2004年度に比べて平均7.2%の軽量化を実現。リサイクル率も92.9%となりました。便利さを高め、環境に優しい素材としての認識が広がることで、スチール缶の利用を促したい考えです。

飲料業界で繰り広げられるアルミとスチールの争い。缶コーヒーを買うとき、容器を確認して体感してみるのも面白いかもしれませんよ。

この記事が気に入ったらいいね!をしよう
スマート業界地図からの最新情報をお届け!
アルミVSスチール 缶容器素材の争いに興味のある方は
こちらの情報もおすすめ!
業界ウォッチ
関連する企業
業界一覧