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自動車用鋼板「ハイテン」とは?

自動車用鋼板「ハイテン」とは?

鉄鋼メーカーにとって自動車産業は大口顧客だが、多くの自動車メーカーで採用されているのが、高張力鋼板、通称「ハイテン」だ。ハイテンは、鉄に合金を添加し、特殊な熱処理をすることで作られ、強度が高い一方で加工もしやすい。薄い板でも強度が出るため、自動車の軽量化に最適なのだ。近年、日本の自動車メーカーが工場を海外移転させるのに合わせて、国内鉄鋼メーカーもハイテン製造設備をアジアの海外工場に導入してきた。

ハイテン製造技術は、日本の鉄鋼メーカーが先導してきた。しかし、最近は韓国や中国の鉄鋼メーカーも、中級クラスのハイテンなら日本に劣らないものを作っている。日本のメーカーは、強度の強い最新鋭の「超ハイテン」の製造技術ではまだまだリードしているが、将来的には中韓のメーカーが追いついてくることも考えられる。そこで、以前は技術の流出を恐れて躊躇していた超ハイテン製造設備の海外移植を、2015年頃から精力的に進めている。海外でも自動車メーカーに超ハイテンをより早く供給できるようにすることで、競争力を強めるためだ。鉄鋼メーカーの海外展開は、今後ますますダイナミックになっていく気配である。

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