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進化する「ノンアルコールビール」。ビール会社の新たな柱に


進化する「ノンアルコールビール」
ビール会社の新たな柱に

拡大するノンアルコールビール需要

年々拡大するノンアルコールビール市場。サントリーの推計データによると、2016年のノンアルコールビール出荷量は1770万ケースとなり、2009年の500万ケースから約3.5倍に成長しました。年々出荷量が減少する本家「ビール」の救世主として、ビール会社はノンアルコールビールの開発に力を入れています。

ノンアルコールビールは、
今やビールの代替品じゃない!?

ノンアルコールビールが始めて登場したのは2009年。世界初のアルコール度数0.00%を掲げ、キリンが「フリー」の発売を開始しました。飲酒運転への規制が厳しくなった時期ということもあり、「フリー」はドライバーを中心に人気を獲得していきます。

ビールの代替品として普及が進んできたノンアルコールビールでしたが、近年では夕食時や風呂上がりなど、普段飲用するケースが増えてきています。飲用するシチュエーションが増えた理由の1つは、味の進歩です。

サントリーがノンアルコールビールを月に1回以上飲む人を対象としたアンケートによると、ノンアルコールビールが最近美味しくなったと答えた人は、93.3%。サントリーではより味を楽しんでもらうため、ノンアルコールビールにレモンやライムを添えたり、ジンジャーエールを加えたりする「ちょい足し」レシピなども提案しています。

ビール会社では、「特定保健用食品」や「機能性表示食品」のような健康効果を謳った商品も販売。脂肪ゼロやカロリーゼロにとどまらず、脂肪の吸収を抑える効果を謳った「パーフェクトフリー(キリン)」や、女性向けに作られたコラーゲン入りの「オールフリー コラーゲン(サントリー)」などもあります。

ビール以外の新たな柱をつくる

ビール会社がノンアルコールビールの販売に力を入れる理由に、ビールと違い酒税がかからず、利益率が高いことがあります。ノンアルコールビールはビールの市場と比べ、まだ20分の1以下の市場ですが、ビール会社の新たな稼ぎ頭として期待されています。

「とりあえずビール」もなくなりつつある現在。消費者の多様化するニーズをつかんでいくことが、ビール会社には重要となってきます。

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