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「家飲み」が増加!ビール会社は家庭向けビールを強化


「家飲み」が増加!
ビール会社は家庭向けビールを強化

ビールが飲食店から「家飲み」へ!

近年、節約志向の高まりにより「家飲み」が増加しています。

サントリーRTDレポート2016によると、1年前と比べて自宅で飲むお酒の金額が増加した人は25%。種類ではビールの割合が高く、最近1ヶ月以内に61.1%の人が自宅でビールを飲んだと回答しています。

これまでビールの販売比率は飲食店などへの「店舗向け」が高い傾向にありました。しかし、近年の家飲みの高まりを受け、ビール業界では「家庭向け」商品の販売強化に乗り出しています。

また特に今後販売強化が予想されるのは、発泡酒・第3のビールではない、「ビール」です。より安くビールを提供するために開発された発泡酒と第3のビールですが、2017年に決定したビールの酒税一本化で3種類のビールの酒税は同じとなることになりました。

※2026年までに、ビール、発泡酒、第3のビールの酒税は350mlあたり54.25円に一本化。ビールは現在の77円から減税となります。【発泡酒(現在47円)、第3のビール(現在28円)は増税】

大手ビール会社の家庭向けビール強化策

サッポロビールでは、家庭向け商品の販売を強化することで、主力商品である「黒ラベル」の販売数量を2017年から5年間で現在の2倍にすると発表しました。 現在、黒ラベルの販売は飲食店などの店舗向けのものが多くなっています。具体的な販売比率では、店舗向けが約65%、家庭向けが約35%。ビールシェア首位のアサヒビール「スーパードライ」は家庭向けが約70%のため、黒ラベルは家庭向けのシェアがあまり取れていないことがわかります。
(参考:http://www.sankeibiz.jp/business/news/170206/bsd1702060500002-n2.htm)

サッポロビールは家庭向けのブランド力強化のため2015年から東京と大阪で黒ラベルのビアガーデン開設や全国での体験イベントを実施。取り組みの結果、2015年のビール販売は21年 ぶりに前年実績からのプラスを達成し、2016年も前年を上回る販売実績を記録しました。

今後黒ラベルは家庭向け商品のブランド認知拡大とともに、売り場が確保できていないスーパーなどへの営業強化も実施。一般家庭での消費拡大を目指します。

家庭向けビールでは、他の大手ビール会社も主力商品の販売を強化。2017年、アサヒはスーパードライ販売開始30周年限定商品を発売、キリンビールは2016年に続き、地域ごとに味わいが違う「47都道府県の一番絞り」を発売します。またサントリービールは5年ぶりに「ザ・プレミアム・モルツ」をリニューアル予定です。

ビール業界に起こる、税率の変更や家飲み需要の高まり。変化に対応した戦略で、それぞれシェアの獲得を目指していきます。

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