旅行業界の動向

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グローバル化と専門化が進む旅行業界

2014年の観光庁「主要旅行業者の旅行取扱状況速報」によると、主要旅行業者50社の取扱額は、前年比1.2 %増の6兆4196億円。そのうち国内旅行が4兆 1036億円で前年比2.1 %増、海外旅行は2兆2034億円で前年比1.6 %減となっている。一方、訪日外国人旅行の取扱額は、1125億円で前年比35.2 %増となった。

ひところまでは日本人の海外旅行熱は高く、主要旅行会社は多くが海外旅行分野を主力としていた。しかし、2008年頃、原油高で航空会社が課す燃油サーチャージが高騰し、海外旅行者数が減少。その後持ち直したが、2012年以降は、日本人出国者数は続落している。

2015年には原油安で燃油サーチャージが大幅に下がったが、それでも円安やテロの影響で海外旅行需要の伸びはゆるやかだ。旅行各社は、そのマイナス分を好調な国内旅行で補っている。

一方、円安に加え、官民挙げての外国人旅行者誘致が功を奏し、インバウンド(海外から日本への旅行)客は大幅増で推移している。国内旅行各社は、その取り込みが課題だ。

また、旅行のオンライン販売の割合が増えており、オンライン専業旅行会社と既存旅行会社の競争が激しくなっている。マニアックな旅行の企画などによる差別化も、各社の趨勢に影響を与えそうだ。

旅行業には、観光そのものの楽しみのみならず、運輸、宿泊、飲食、物品購入など、あらゆるサービスが関わっている。さらに、人々に日常生活から離れた楽しみや時間を提供し、一生忘れられないような感動をもたらす仕事だ。サービス業を極めたいという人には、最高の環境がある業界だと言える。

ツアープランナーは旅行企画を立案し、オリジナルのツアーを商品化する。ツアーの手配業務やツアーに同行する添乗員業務、個人客に対応する店頭カウンター業務など、仕事の種類は幅広い。官公庁や学校、企業、各種団体などの団体旅行を請け負う法人営業も、旅行会社の売上向上のために重要だ。

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