百貨店業界の動向

ホーム
百貨店業界
多彩な商品と高品質なサービスを提供する、魅力的な空間。
業界ポイント
  • 店舗とネットの融合で新たな顧客をゲットせよ
  • 頼みの綱?インバウンド需要が回復の兆し
  • 合併や買収…大手の業界再編をチェック

店舗とネットの融合で顧客を創出

2017年の百貨店の売上高は、5兆9532億円で、前年比0.1%の伸びとなりました。2016年に36年ぶりの6兆円割れと話題になりましたが、2017年も伸びたとはいえ、6兆円を超えるまでは至りませんでした。なお、売上高はピーク時の約6割にまで減少していますが、ここ数年はほぼ横ばいの状況です。

一時期の中国人による爆買いが2016年に影を潜めたため、百貨店の売り上げの減少に拍車がかかると思われましたが、最近は1つあたりの単価が低くなったものの外国人観光客による需要は回復してきています。

しかし、個人消費の減少に加え、若者を中心とする百貨店離れ、郊外型のショッピングモール・アウトレットの台頭などで、百貨店業界は苦境が続いています。そこで、主要百貨店は続々と大規模な経営統合を行い、同時に主要店舗のリニューアルを大胆に敢行しました。

とはいえ、消費の回復は都市部と地方で差が大きく、人口減少が続き、インバウンド効果も期待できない地方の百貨店は、依然として厳しい状況です。ショッピングセンターや量販店に加え、ネット通販との競争も激しくなっています。

そこで、実店舗だけでなく自社のネット通販でも同じ商品を扱うことで(いわゆるオムニチャンネル販売)販売機会を逃さない取り組みも始まりました。

新勢力の小売業の台頭に押され気味な百貨店業界ですが、物産展や美術展などの催事を行ったり、オリジナル商品を企画したり、高額品を扱う豪勢な店舗づくりができるなど、他の小売業とは一線を画す業態は健在。

地域によっては、町の文化の中心として、特別な存在感を放っている店もあります。他百貨店との差別化戦略や、インバウンド客を引きつける販売企画などでは、まだまだダイナミックな仕事ができるはずだといえます。

売り場での接客、商品の販売、発注、在庫管理などを行う販売職や、商品の選定、仕入れ、新規ルートの開拓などを行うバイヤー職などが代表的。イベントや物産展などの企画を行う販売促進や、多額の購入をする個人宅や法人企業に出かけて販売する外商営業・法人営業の仕事もあります。

この記事が気に入ったらいいね!をしよう
スマート業界地図からの最新情報をお届け!
百貨店業界に興味のある方は
こちらの情報もおすすめ!
業界ウォッチ
業界一覧