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電力自由化による契約切替は257万件!さらにガスの自由化で競争は激化


電力自由化による契約切替は257万件!
さらにガスの自由化で競争は激化

電力自由化により東京電力は契約数5%減!
自由化からの2016年の動き

2016年4月、電力自由化が行われ様々な企業による電気事業への参入が行われました。そして2017年4月には都市ガスの自由化が開始となります。

まず、電力自由化が開始した2016年をおさらいしてみます

電力自由化では、374の事業者が電気小売事業に参入しました(経済産業省HP※2017年1月17日時点)。その中で最も顧客獲得に成功したのは『東京ガス』。東京ガスによると、東京電力から東京ガスへの電力会社切り替えは11月時点で56万件を突破。ガス代とのセット割引を強みに契約件数を獲得してきました。

他の参入企業も顧客獲得のため、それぞれの強みを生かしています。KDDIやソフトバンクなどの通信会社は電話料金と、ENEOS(JXエネルギー)や昭和シェル石油などの石油会社はガソリン代と、私鉄大手の東京急行は定期代とのセット割引などを実施してきました。

自由化以降の電力会社切り替え件数は2016年12月末時点で257万件(参考:経済産業省の認可法人『電力広域的運営推進機関』発表)。257万件は電力総契約数のうち4.12%となります。

地域別で最も切り替え率が高いのは、東京電力からの切り替えの144.4万件(切替率:5.25%)。他に切替率が高いのが、関西電力からの4.08%、北海道電力からの3.56%、中部電力からの2.1%。大都市圏では比較的切り替えが進んでいますが、その他地域では切り替え率1%前後(中国電力では0.34%)と、切り替えに様子見の世帯が多い傾向です。

経済産業省によると、新規参入企業の電気料金単価は大手電力会社の規制料金より7%ほど安くなっています。しかし、現状ほとんどの世帯では切り替えを行っていません。PwCコンサルティングの調査では、切り替え先との料金差が10%以下の場合は7割の人は切り替えを検討しない傾向にあり、今後は既存の料金とのいっそうの差別化が重要になってきそうです。

ガス自由化による電力会社からの巻き返し!
さらなる競争激化の予感

1年間で顧客を奪われてしまった電力会社は、2017年4月からの都市ガス自由化で巻き返しを計画しています。特に都市ガス事業者の中で売上高の多い、東京ガス(1位)、大阪ガス(2位)のある首都圏・近畿地方では電力会社とガス事業者の激しい競争が始まることが予想されます。

東京電力では2017年7月から首都圏で家庭向けの都市ガス販売を開始することを発表。2019年度には100万件以上の都市ガスの供給態勢を整えるとしており、これまで東京ガスに切り替えが行われた約56万件以上の獲得を目指しています。

また関西電力でも都市ガス事業参入を発表。大阪ガスより最大8%安くなる料金プランの設定を検討しており、電気料金とセットにすることで割引率を高くする方針です。

今後は電力会社からの価格競争も可能となるため、ガス会社もさらに対抗した料金設定をしていくことが予想されます。2017年4月以降は、価格競争のさらなる激化が予想されます。

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