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宅配輸送の効率化に路線バスを使う!? 人とモノを一緒に運ぶ時代へ


宅配輸送の効率化に路線バスを使う!?
人とモノを一緒に運ぶ時代へ

求められる宅配輸送の効率化

これまで荷物の輸送に主にトラックを利用してきた宅配業界。しかし近年、荷物の輸送効率化のため、旅客鉄道や路線バスなどを活用する「貨客混載」の取り組みが活発となっています。

この背景にあるのは、ネット通販の普及による荷物量の増加です。国土交通省によると、2005年から2015年までの10年間に宅配する荷物量は3割増加しています。また、少量の荷物による利用が増え、トラックの積載率が5割以下にまで低下。ドライバーの人手不足も深刻となり、宅配の効率化は急務となっています。

列車で乗客と宅配便を一緒に運ぶ

2017年4月、佐川急便は新潟県の北越急行が運行する「ほくほく線」を使った宅配便の輸送を開始しました

ほくほく線による輸送は、六日町ーうらがわら駅の約47キロメートルの区間で1日1往復行ないます。輸送する荷物は乗客の少ない夜間の列車に、運搬用の専用ボックスを積載。専用ボックスは2両編成の列車に2つある車いすスペースの1つに固定し、乗客と一緒に荷物を運搬します。

旅客鉄道による宅配便の輸送は、2011年からヤマト運輸が京都府の京福電気鉄道で実施。東京メトロも2016年に有楽町線で実施に向けた実験を行なっています。

路線バスで宅配便を輸送

路線バスでも宅配荷物の輸送の利用は進んでいます。

2015年にヤマト運輸は岩手県北バスの路線バスで宅配便の輸送を開始しました。利用するバスは後部座席を荷台スペースにしたもの。人を運ぶ路線バスを宅配便の輸送でも利用して、効率的な配送を実現しています。

貨客混載を行なうことは、効率的な配送の実現だけでなく、地域の鉄道会社やバス会社の収益源となり、地域の交通網の維持につながります。宅配、交通に関わる企業がお互いに協力し合い、生活にかかせないそれぞれのサービスを支えていってほしいですね。

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