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狙え!おひとりさま需要


狙え!おひとりさま需要

進む個食化、多様化するニーズ

厚生労働省の「国民生活基礎調査」によると2015年の単身世帯の割合は26.8%で、04年の23.4%から3ポイント以上上昇したそうだ。また共働き世帯の増加に加え、家族と同居していても食べる時間帯や好みの違いなどによって個食化は進んでいるという。そこで、その多様化するニーズに目をつけたのが大手食品メーカー各社である。

鍋つゆ市場は激戦

ストレート鍋つゆでは3~4人用の家族が集まらないと食べることができなかった。しかし 個食タイプを販売することで食べる機会が増え、売上を伸ばしているという。

あの「プチッと鍋」を開発したエバラ食品工業は約9億円を投じ栃木県の工場に「プチッと鍋」の専用ラインを新設。プチッとシリーズ全体で17年3月期の売上高を16年3月期比3割伸ばす計画だという。キッコーマンは食物繊維や乳酸菌などを豊富にとれる「Plus鍋」シリーズを発売。ミツカンも1人前ずつ包装した鍋つゆ「こなべっち」シリーズを投入。同社の15年鍋つゆ販売では、全体の6割弱を占めた使い切りのパウチタイプは14年比減少したのに対し、個包装は13.1%を占め14年比プラスだったという。

個食向け食品の売上は絶好調?

その他にも個食向け商品は、アイデア勝負の様相も呈している。永谷園はロングセラー商品「麻婆春雨」に、電子レンジで温めて食べることができる1人前の商品を追加した。
キユーピーが発売した「つぶしておいしいたまごとポテトサラダ」は、丸ごと1個のゆで卵とポテトサラダがひとつのパウチ容器に入っている。パウチごとつぶしてもむだけで、コクのあるポテトサラダが簡単にできる。当初販売計画を3割上回るほどの人気だという。

さまざまな手法で売上を伸ばす大手食品メーカー。市場拡大のために、海外へ活路を見出している企業もあり、今後その動きは加速するだろうとも言われています。いずれにせよいかにその時代の流れをいち早く察知し、多様化する顧客のニーズにあった商品を提供するかが成功のカギといえるのではないでしょうか。

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