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発電によるCO2削減にAIを活用!三菱と日立が開発を進める、新たな発電システムとは?


発電によるCO2削減にAIを活用!
三菱と日立が開発を進める、新たな発電システムとは?

石炭による火力発電を効率化

近年、東南アジアを中心とした経済成長とともに、発電設備の拡充が進んでいます。発電設備の拡充が進む新興国で、特に需要が高いのは燃料コストの安い石炭による火力発電です。国際エネルギー機関(IEA)では、2030年の石炭火力発電の電力量は2013年から1割以上増加すると推測。

一方、石炭による火力発電は二酸化炭素排出量が多いという特徴があります。そのため今後の石炭火力発電に求められているのは、燃焼効率を高め、二酸化炭素排出量を削減させることです。発電機器メーカーでは、燃焼効率を高めるシステムの開発が進んでいます。

ベテラン技師と同等なAI発電

近年、特に開発が活発になっているのはAIを活用した発電システムです。日本企業では、世界有数の発電機器メーカーである、三菱重工業と日立製作所の火力発電システム事業の統合会社「三菱日立パワーシステム」が開発を進めています。

三菱日立パワーシステムが開発を進めるのは、AIにより自動で石炭の品質や種類に応じて燃焼度合いを調整し、効率的に発電するシステムです。

石炭は水分が多く燃焼しづらい褐炭や、燃えにくい歴青炭など、品質にばらつきがあります。これまで三菱日立パワーシステムズはビッグデータを解析して石炭の種類ごとに最適な燃焼温度や空気量を変動させる「多炭種制御」と呼ばれるシステムを提供してきました。

今後は多炭種制御の調整をAIにより自動化。台湾の火力発電所で行われた実証実験では、ベテラン技師による調整と遜色ない結果が得られたと発表されています。

他社の火力発電機器にもシステムの展開を検討しており、AIによる効率的な発電で電力会社のコストと二酸化炭素削減への大きな貢献が期待されています。

世界的に高まる二酸化炭素排出量削減の動き。企業が進める発電の効率化とともに、私たちも節電を心がけるなどで貢献していきたいですね。

<参考>
世界の火力発電の市場動向 – The Institute of Applied Energy(PDF)
http://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/energy_environment/jisedai_karyoku/pdf/005_02_00.pdf
三菱重・日立・タタ、石炭火力をAIで効率化  - 日本経済新聞社
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ19H01_Z11C16A1MM8000/
三菱日立パワーシステムズHP
https://www.mhps.com/news/20170110.html


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