ホーム
 節電でお金が貰える!? 電力会社もぞくぞくと参入する「ネガワット取引」とは?


節電でお金が貰える!?
電力会社もぞくぞくと参入する「ネガワット取引」とは?

節電した電力を売れる「ネガワット取引」始まる

猛暑がつづく2017年夏、新たな電力の需給緩和策として「ネガワット取引」が注目されています。ネガワット取引とは、節電した電力(ネガワット)を売買できる仕組みのこと。

需給逼迫時など、節電に協力した企業や家庭に、電力会社から報酬が支払われます。政府主導のもと、2030年には最大電力需要の6%をネガワットで賄う目標が掲げられ、多くの企業が参入し始めました。

ネガワット取引は、安定した電力供給の要に

電力を供給する事業者として、2017年4月からネガワットの調達をはじめたのが東京電力パワーグリッド、中部電力、関西電力、九州電力の4社です。すでに合計で原子力発電所1基分に相当するネガワットを確保しました。

さらに、自前で発電所をもたない事業者にとっても、ネガワットの買取りは安定供給に貢献します。

近年の電力自由化により多くの企業が異業種から電力業界に参入。同時に、新規参入した事業者の供給力不足という課題も、ネガワット取引の出現によって解消が期待されます。

新たな電力の使い道は? 大阪ガス、京セラの取り組み

ネガワットの販売を武器に、自社製品の販売促進を進める企業も現れました。

たとえば、大阪ガスのコージェネレーション(熱伝併給)システムやガス空調は、必要に応じて熱やガスの力で電力を浮かせることが可能。すでに158万キロワット分のコージェネレーションシステムを販売する同社では、“ネガワット取引で稼ぐ”という新たな訴求により、さらなる機器の拡販を狙います。

もう1社、京セラでは、太陽電池事業のてこ入れをはかっています。拡販ターゲットは家庭です。

太陽電池は、電力の固定価格買取制度(FIT)により急速に各家庭への導入が進みましたが、買取価格の低下に伴って失速。これからはFITや自家消費以外に「ネガワット取引」という新たな使い方をアピールすることで、太陽電池導入のV字回復を目指します。

電力の売り手も買い手も、さまざまなメリットが得られるネガワット取引。需給バランスが是正されれば、私たちの電気代も安くなるかもしれませんね。

<参考>
節電電力売買「ネガワット取引」、既存事業の武器に-日系エコロジー編集部
http://www.nikkei.com/article/DGXKZO19005350Z10C17A7X93000/
ネガワット取引とは?どんなメリットがある?-エネチェンジ
https://enechange.jp/articles/negawatt-power


この記事が気に入ったらいいね!をしよう
スマート業界地図からの最新情報をお届け!
この記事をSNSでシェア
 節電でお金が貰える!? 電力会社もぞくぞくと参入する「ネガワット取引」とは?に興味のある方は
こちらの情報もおすすめ!
業界ウォッチ
関連する企業
業界一覧