2017年1月、トイレと関連機器のメーカー9社でつくる日本レストルーム工業会は、温水洗浄便座の操作ボタンのピクトグラム(絵文字)を4月に共通化すると発表しました。従来は各社が個別にデザインしていた絵文字を「わかりやすいもの」に共通化し、訪日外国人にも使いやすいトイレを目指します。
今回共通化に至った背景には、近年の急激な訪日外国人の増加があります。日本銀行調査統計局によると、2011年約600万人だった年間の訪日外国人は、2015年には約2000万人まで増加。このまま順調にいくと、東京オリンピックのある2020年には3300万人に達すると試算されています。この増え続ける訪日外国人に対応するため、日本では外国人の利用を意識した取り組みが急速に進められているのです。
『観光先進国』を目指し、日本では様々な取り組みが行われています。2020年には、今とは違った街並みが広がっているかもしれません。