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製品の機能より体験!モノが売れない時代の日本企業の取り組み


製品の機能より体験!モノが売れない時代の日本企業の取り組み

製品より体験を求めるようになった消費者

日本の企業は、高い技術力で多くの製品を作ってきました。しかし現在、良い製品を作るだけではモノが売れない時代になったといわれています。消費者の製品に対する価値観が、「製品の性質」から「製品を使うことで感じられる体験」を重視するように変化したということが理由の一つです。

昔、日本の優れた製品による体験は大きな感動がありました。冷蔵庫、洗濯機、掃除機、炊飯器…。現代では高性能なものを安価で手に入れることができます。便利さになれたことで、高機能で高品質な製品をどんなに開発しても、感動を呼ぶことは難しくなりました。

そのため各企業では、消費者が「製品を使うことで感じられる体験」を考えた取り組みをしています。

日本の農作業を海外で。海外展開を行う、クボタの取り組み

農機具メーカー大手のクボタは、製品を使ったことのない海外の人に体験してもらうことで販路の拡大を進めています。

タイやベトナム南部などの稲作は日本の、「苗を育て、1本ずつ田んぼに植えていく」という方法とは違い、「そのまま畑に種をまく」という方法をとっているため、これまで田植え機の需要がありませんでした。そこでクボタは、実際に現地で田んぼを借り、田植え機を使った検証を実施。田植え機を使うことで収穫量が10%~20%増えることを証明しました。加えて実際に田植え機の体験をしてもらうなど、商品でできる体験を実際に感じてもらうことで、これらの地域における販売台数の年間30%増に成功しています。
(参考:http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20140129/259008/?P=2)

バルミューダは「素敵な朝の体験」を演出

家電製品を主に販売している“バルミューダ”は、「最高においしいトースト」を誰でも焼くことのできる3万円のトースターを販売しています。この商品は、タイマー音などにもこだわり、「素敵な朝を体験してもらう」ことを考えて作られた商品です。多くの人がこの体 験を求めた結果、2015年の発売から10万台以上を売り上げています。

「高機能・高品質」だけでは売れなくなった現在。これから先、各企業は「製品そのもの」ではなく、「製品によってうまれる体験」を考えていくことが大切になります。

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