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おいしい水は当たり前?水道事業を救うカギは“企業連携”!


おいしい水は当たり前?
水道事業を救うカギは“企業連携”!

2016年4月と2017年の4月に導入された、電力と都市ガスの小売り自由化。これにより、今まで約10社の電力会社と約200社のガス会社で寡占状態であった市場に、民間企業が参入し価格競争の動きが強まっています。今までにない新しいサービスの導入と共に、企業が参入により市場が活性化することで、現在よりも電気・ガスを安く供給されると見込まれています。
しかし、そんなライフラインの中で、水だけが値上げが進んでいます。 総務省統計局の家計調査データによると、水道料金はここ10年の間に1人世帯あたり約2500円増加(年間)、家族で住んでいるような6人世帯においては約11000円増加(年間)しているそうです。(参考:総務省統計局 http://www.stat.go.jp/data/kakei/2.htm)

では、なぜ水道だけが値上げを続けているのでしょうか。それは、世界的に見ても日本の水道代は安いと位置づけされるほど水が“安く”提供されているからなのです。その結果、現在ほとんどの水道事業体は必要な資金すらも確保できていない状態なのです。

意外と知らない水道のホントのところ

日本には電力やガスよりももっと多い1400もの水道事業者が存在します。その1つ1つが“独立採算制”をとることが原則であり、自社で必要な費用は全て自分たちで賄わなければいけません。それに対し、現在1400の事業体のうちの半分以上の企業は給水単価<給水原価の価格で私たちに水を提供しているのです。これでは利益をあげるどころか、水道管などの設備に投資することもできません。 実際に高度経済成長期に設置された水道管はもうじき更新の時期を迎えます。しかし、その費用がないため交換ができず、全国各地で水道管が破裂したというニュースも起こっています。

水事業参入のパイオニア!三菱商事の取り組み

このままでは、人々に水を供給し続けることができなくなる!と立ち上がったのが、“三菱商事”です。 同社は広島県企業局と共同出資し、“水みらい広島”(広島県)という水道サービス会社を立ち上げました。 2つの企業が有する技術を組み合わせ、すでにコストダウンの成果をあげており、投資資金の問題に大きな一手を打ちました。それだけではなく、将来に向けた人材育成のシステムの構築にも取り組んでおり、「安全でおいしい水」が今後も供給し続けられるよう積極的に取り組みを行っています。

これを受け、いくつかの企業でも水道事業体と連携していく動きがみられています。 私たち1人1人も蛇口をひねれば水がでることを当たり前“だと思わず、こうした企業と自治体の協力があるからこそだと理解し感謝することが大切ですね。

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