インターネットが普及し、オンラインショッピングは私たちの身近になりました。現在、実際に店舗に足を運ぶことなく、どんな商品でも購入できる時代です。
しかしこれほどオンラインショッピングが普及した今でも、小売業界の売上は80%がオフライン(実店舗)での購入。Amazonはこのオフラインユーザ-を獲得するため、実店舗の出店を進めています。
まずAmazonは2015年、主力商品である“本”の実店舗、書店をオープン。オンラインで培ったデータによる仕入れやレビューの反映、オンラインアカウントとの連動など、Amazonの特徴を生かした画期的な書店です。
さらに実店舗出店の第二弾として、2017年、“レジ”のないスーパー「Amazon Go」をオープンします。
Amazon Goでは、専用アプリが入ったスマホを入り口でかざし、あとは商品を棚から取り店を出れば、ショッピング完了。
これには、自動運転者に利用される最新技術が用いられており、買い物客が棚から取ったり棚に戻したりした品物を自動認識し、リアルタイムで仮想カート上で追加・削除されます。「レジに並び会計をする」というショッピングの常識を覆す、全く新しいスタイルのスーパーです。
Amazonの実店舗の参入に代表されるように、これからも、「実際に“見て”、“聞いて”買いたい。」という欲求がある限り、実店舗がなくなることはないでしょう。しかし、Amazon Goのように、これからの実店舗もIT技術の進歩とともに、より便利に形を変えていくかもしれません。