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【例文付き】就活面接の自己紹介は合否に直結する!その本質を知ろう

面接のはじめに必ず聞かれる「自己紹介」ですが、きちんと戦略を練ったうえで、答えているでしょうか。自己紹介は、「面接の合否に直結する」と言っても過言ではありません。自己紹介が上手いと、面接全体の流れを自分がコントロールすることができるからです。

 

それにも関わらず、自己紹介に対して、そこまで考えることなく何となく答えてしまっている学生もいるのではないでしょうか?

 

就活生時代の筆者も、はじめは自己紹介の重要性に気づけておらず、自分が思うように面接の流れをつくることができませんでした。しかし、自己紹介の重要性に気づき、戦略立てて答えられるようになると、面接の主導権を握れるようになり、結果として通過率も上がったという経験があります。

 

本記事では、自己紹介の重要性と上手い自己紹介の仕方を解説します。

 

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自己紹介を極めて、面接上手になりましょう!

面接官はなぜ「自己紹介」を求めるの?結論、話の取っ掛かりをつくるためです。

 

面接官も初対面の学生に対して、いきなり質問をするのは難しいです。自己紹介をしてもらって、その中から気になった点を質問していくことで、スムーズに面接を進めることができます。ですので、面接官からすれば、自己紹介で評価しようとは思っていないのです。

 

しかし、だからといって学生が自己紹介を軽視してよい理由にはなりません。

 

自己紹介の重要性と本質

自己紹介がなぜ重要なのか、自己紹介は面接の中でどのような役割を果たしているのかについて解説します。

 

面接のゴールはどこ?

自己紹介の前に、面接のゴールについて考えてみましょう。皆さんにとっては、面接を通過することがゴールですよね。では、通過するためには何が重要なのでしょうか。

 

それは、企業に「売り込みたい自分像」をしっかりと伝えきることです。どれほどあなたが素晴らしい人材であっても、それを伝えることができなければ、面接を通過することはできません。

 

面接の展開をコントロールする

では、「売り込みたい自分像」をしっかり伝えきるためにはどうしたらよいのでしょうか。

 

そのためには、自分の話したいことが話せるように、聞いてほしい部分に対して質問が来るようする必要があります。つまり、面接の展開をコントロールする必要があるのです。それを可能にするのが「自己紹介」です。

 

自己ブランディングが合否を分ける

「ブランディング」とはマーケティング用語のひとつで、より多くのお客様に商品を買ってもらうために、商品に対してプラスのイメージを持ってもらうようにすることです。

 

ブランディングを考える際のフレームワークとして、「Who→What→How」の順で考えていくことが重要とされています。つまり、「誰に(Who)、どのような価値を(What)、どのような方法で(How)伝えるか」が重要だということです。これは面接にもそのまま応用できます。

 

よくありがちな面接に失敗する学生の特徴として、「Howばかりに気を取られてしまう」ことが挙げられます。「本番どのように話そうか」「スラスラと上手く話せるだろうか」という思考で頭がいっぱいの人は多いのではないしょうか。しかし、話す内容(What)が薄いと、上手く話すことができても意味がないのです。まずは、あなたが会社にもたらせる価値(What)は何なのか、についてしっかり考えることが重要になってきます。

 

さらに言えば、誰に伝えるのか(Who)の部分も重要です。業界や職種によって求める人物像は異なります。そのため、その業界・職種(Who)が求める人物像に近い、自分の長所を伝えることができれば評価はより高くなるでしょう。

 

以上のように、自分というブランドのイメージを最大限魅力的なものにするために、「何を伝えるべきか」つまり「自分という人間のどのような面を話して面接に勝つのか」を明確にしましょう。そして、その伝えたいことを余すことなく伝えるために、「自己紹介」で面接の流れをコントロールすることが必要なのです。

 

「Who」を見極めるなら「ライトハウス」!

『ライトハウス』には、現役社員・元社員による2000万件以上のクチコミが集まっており、それぞれの企業が求める人物像・活躍している社員の特徴などが細やかに記載されています。

 

就活生時代の筆者も利用しており、自己ブランディングにおける「Who」の部分の解像度を上げるために使っていました。人間は複雑な生き物なので、長所も短所も複数あると思います。

 

しかし、それらを全て話してしまうと、あなたがどのような人間であるかというイメージの焦点がぼやけます。ですので、企業によって「どの長所を強調して伝えるか」を決めなければなりません。その意思決定を精度高く行うために、「企業の求める人物像」について詳しく知る必要があるのです。

 

「企業の求める人物像」は、ライトハウス内の「企業カルチャー・組織体制」という口コミの項目から見ることができます。

 

企業カルチャー、社風はどのような感じか・活躍している人はどのような特徴があるか・社員同士のコミュニケーションはどのような感じかなどが詳しく書かれています。各企業、全て読み切るのは難しいほど、たくさんの口コミが投稿されています。多くの口コミを読むことで、共通している部分がわかり、企業の求める人物像が浮かび上がってくるでしょう。

 

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自己紹介で気を付けるべきポイント4選

この章では、自己紹介の際に気を付けるべきポイントを4つご紹介します。しっかり押さえて、面接を自分のものにしましょう!

 

端的に答える

自己紹介は端的に答えましょう。他の質問でも端的に答えることは常に意識してほしいのですが、自己紹介は特に端的に答えましょう。

 

端的に答えるべき理由は2つあります。

 

ひとつ目は、話が長いと面接においては減点されてしまうからです。

 

面接官は、あなたの自己紹介が聞きたいのであって、「自己PR」や「ガクチカの詳しい内容」「志望理由」などは聞いていません。「聞かれていないことに答えない」これは面接の大原則です。

 

ふたつ目は、一度に多くの情報量を話してしまうことで、あなたがどのような人間であるかという印象が弱くなってしまうからです。

 

自分についてのエピソードをいくつも話してしまうと、面接官はどこから質問したらいいか迷ってしまったり、どのようなエピソードを話してくれたか忘れてしまったりすることがあります。結果として、印象に残りにくい人、つまり面接に通過できない人になってしまうのです。どんなに多くても話すエピソードは3個以内に収めた方が良いでしょう。

 

笑顔で元気よく!!

このことも面接の大原則ではありますが、自己紹介では特に大切になります。

 

なぜなら、相手の第一印象は3秒で決まると言われているからです。また、心理学用語で初頭効果と言いますが、第一印象はその後の印象・評価に大きな影響を及ぼすとされています。

 

面接の最初に位置する自己紹介は、第一印象の良し悪しを決めるため、特に意識することが必要です。

 

聞かれたい部分をあえてぼかす

これを意識できているかどうかで、面接の流れをコントロールできるか決まります。

 

前述の「自己ブランディング」から逆算して、「自分を最もアピールするために聞かれたいこと」を整理し、その部分をあえて説明不足にすることで面接の流れをコントロールできます。

 

つまり、自己紹介の中にわざと説明しない「空白」を作り出すことで、面接官はそこが気になって質問してしまうのです。かなり高等テクニックではありますが、これをマスターできれば、面接を自分の思うままに進められるようになるでしょう。

 

印象的な言葉を使う

自己紹介の短い時間の中で、面接官に印象を残すためには、記憶に残る印象的な言葉を使った方が良いでしょう。これは必ずしも意識していないと面接に通過しないというわけではないのですが、意識できるとより良くなります。

 

例えば、「合理的なタイプではあるけれども、同時に行動力や情熱もバランスよく兼ね備えている」人がいるとします。

 

そのような人は、「私は〈熱い合理主義者〉です。」というフレーズを自己紹介で使うと良いでしょう。自分の特徴を一言で表せているとともに、面接官の印象に残すことができます。

 

一見、〈合理主義〉には冷たい印象があると思いますが、それを反対の印象のある〈熱い〉という言葉と組み合わせることで、印象的なフレーズをつくることができるのです。

 

さらに面接官は、「熱い合理主義者ってどういうこと?質問してみよう!」というように、一見成り立たないような不思議なフレーズに疑問を持ち、質問される可能性が高くなります。このようにして、自分の聞いてほしい部分に質問を誘導することが可能です。

 

自己紹介にまつわるQ&A

自己紹介を考える際に出てきがちな疑問を解決していきます。

 

自己紹介と自己PRとの違いは?

自己紹介と自己PRは明確に異なります。自己PRとは、自分の長所や活躍したエピソードを伝え、自分が魅力的な人材であることをアピールすることです。一方、自己紹介とは、単なる経歴紹介です。

 

なので、経歴紹介を求められている場面で、いきなり自分をアピールしてしまうのは場違いということになります。自己紹介を求められているのに、自己PRを始めないようにしましょう。

 

自己紹介の適切な長さは?

特に指定がなければ、30秒以内に収めるのが良いでしょう。

 

面接官によっては「1分程度で自己紹介をお願いします。」と時間の指定がされる場合もあります。このような場合でも、時間いっぱい話さず、早めに終わっても良いと思います。とにかく大事なのは「冗長になりすぎないこと」です。

 

動画面接ならではの意識すべき点はある?

近年多くの企業で採用されている動画面接ですが、その中でも自己紹介が求められる場合があります。動画面接は、対面の面接に比べて、相手に伝えられる情報量が少ないです。ですので、印象に残してもらうためには工夫をする必要があります。動画面接ならではの、自己紹介をする際に意識すべき点を2つご紹介します。

 

ひとつ目は、カメラ目線で話すことです。

 

パソコンに映る自分の姿を確認しながら話したり、カンペを見ながら話したりすると視線がカメラから外れてしまいますが、これはあまり印象がよくありません。短い時間で相手に好印象を与えたいのであれば、しっかり相手の目(カメラ)を見て、話しましょう。

 

ふたつ目は、いつも以上に「表情をはっきり・声を大きく・身振りも大きくすること」です。

 

自分ではいつものように話しているつもりでも、動画で見ると暗い印象を受けることが多々あります。私も就活生時代、初めて自分の話す姿を動画で見たときに、自分の表情の暗さ・声の小ささ・不愛想さに衝撃を受けました。動画面接では、いつも以上に元気よく話すことを心掛けましょう。

 

自己紹介の正しい答え方

回答テンプレートとその解説を通して、自己紹介の正しい答え方を説明していきます。

 

回答テンプレート

面接官:

「では、初めに軽く自己紹介をお願いします。」

 

学生:

「はい。本日は貴重なお時間を頂きありがとうございます。○○大学○○学部4年の~~と申します。

 

大学では、○○系のゼミに所属しており、○○について研究しております。

 

学生時代に頑張ったこととしては○○と○○があります。特に前者の○○は、かなりの努力量と成果を上げたこともあり、非常に記憶に残っています。

 

本日はどうぞよろしくお願いいたします。」

 

意識すべき点を解説

ポイント①

初めに、面接の場と時間を設けてくれたことに対する感謝を述べていますね。この言葉がないと印象が下がるわけではないですが、あった方が丁寧です。

 

ポイント②

大学の紹介は、学部名までにとどめています。その先に、学科・専修・コースなどある方もいると思いますが、長々と正式名称を話す必要はないと思います。研究職志望の理系の方などは例外ですが、ざっくりとどのようなことを学んでいるのかわかりさえすれば良いのです。

 

ポイント③

大学生の本分は、勉学であるはずなので、どのようなことを勉強しているかについては触れた方が良いでしょう。

 

ポイント④

最後に学生時代に頑張ったことに触れていますね、自己紹介では、学生時代に頑張ったこと以外はNGということはなく、趣味・特技を伝えたり、自分を一言で表したりしても良いと思います。しかし、自己紹介の目的だけは忘れないでほしいと思います。自分のアピールしたい部分を聞いてもらうために、最も都合の良いことを話しましょう。その点、学生時代に頑張ったことはアピールにつなげやすいです。

 

ポイント⑤

学生時代に頑張ったことを2つ挙げた後、特に前者は「かなりの努力量と成果を上げた」と補足しています。これを聞いた面接官はどのように思うでしょうか。きっと「かなりの努力量って具体的にどのくらい?」「どのような成果を上げたの?」と気になることでしょう。このように聞かれたい部分をあえてぼかすことで、面接官の質問を誘導することができます。

 

就活生時代の筆者の自己紹介を公開!

本章では、就活生時代の筆者の自己紹介を大公開します!その後に、筆者がどのようなことを考えて自己紹介をしていたのか、解説したいと思います。

自己紹介:

「本日は貴重なお時間を頂き、ありがとうございます。○○大学○○学部4年の縁 太郎と申します。

 

大学では、政治哲学を研究するゼミに所属しております。その中で、私は「貨幣システムがどのように成り立っているのか」について研究しております。

 

学生時代に頑張ったこととしては、塾のアルバイトと電動キックボード運営企業での長期インターンです。特に長期インターンは、1年間休学して必死に取り組んだので、本日お話できれば幸いです。

 

本日はよろしくお願いいたします。」

 

解説:

ポイント①

何よりもまず端的に答えることを意識していました。自己紹介は短く、かつ面接官が次の質問に繋げやすいような伝え方をしましょう。

 

ポイント②

ゼミ内での自分の研究内容に軽く触れることで、「具体的にどのような研究内容だろうか?」と気になるようにしています。研究内容が聞かれた後は、「なぜその研究内容を選んだのか」「なぜそのゼミを選んだのか」について聞かれる可能性が高いです。そこを聞かれることで、筆者は自分をPRすることに繋げることができたので、あえて面接官が気になるように研究内容に軽く触れていました。

 

ポイント③

学生時代に頑張ったことの紹介を2つに留めています。ここであまり多くのことに触れてしまうと、面接官は何から聞いたら良いのかわからなくなりますし、ひるがえって自分自身もどのような質問が飛んでくるのか予想がしづらいため、面接の流れをコントロールするのが難しくなります。

 

ポイント④

長期インターンにて、具体的にどのような業務を担当していたのか、あえて話さないことで面接官が気になるようにしています。さらに、伝える情報量を減らすことで自己紹介がコンパクトになり、面接の評価も上がります。

 

ポイント⑤

「本日お話できれば幸いです。」と聞かれたい部分を直接的に面接官に伝えています。このような言い方をしても、マイナスな印象を与えることはなかったので、直接伝えても良いと思います。

 

まとめ

以上、「自己紹介」について解説してきました。軽く見られがちな自己紹介ですが、考え出すと非常に奥が深いことを実感していただけたのではないでしょうか。

 

かくいう筆者も、はじめは自己紹介について何も考えていませんでした。そのせいで、面接とはコントロールできないものであり、面接官が主導権を握っており、非常に緊張する場だという認識がありました。

 

しかし、自己紹介の上達を通じて、面接の流れをコントロールすることができるようになると、気持ちに余裕が生まれ、面接の通過率も上がったのです。

 

皆さんも自己紹介の重要性をしっかりと認識して、自己紹介を極めていきましょう。そうすれば、もう面接は怖くありません!

 

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