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【最終面接】なぜ落ちる?通過する人との違い3選

最終面接まで勝ち進んできた皆さん、内定まであと一歩ですね。ひとまずここまでお疲れ様でした。「ここまで勝ち進んできたからには何としても内定を勝ち取りたい」という方も多いと思います。今回は「通過率が高くないと聞いて不安」「結局どんな準備をしたらいいかわからない」という方に向けて最終面接で落ちないためにはどうしたらいいのか解説していきます。

 

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最終面接とは

最終面接を待ち構えている方は「そもそもどういうものなのか」「どこを見られているのか」「どう回答するといいのか」気になると思います。まずここでは全体像を把握できるよう、見ているポイントや質問内容について細かく解説していきます。

 

最終面接はどんな面接?

最終面接とは、最終的に応募者を採用するかどうかを採用活動の決裁者が判断する面接のことです。面接官は役員クラスが担当することが多く、また企業によっては面接2回目で迎えることもあれば、4次選考を終えた5回目で行われる場合もあります。

 

最終面接の合格率

最終面接の合格率は一般的に50%と言われています。しかし周りを見ると実際はもっと少ないように感じます。とにかく最終面接に進んだからと言って皆が通るわけではないということを自覚して、気を引き締めて挑みましょう。

 

合格フラグはあるのか

合格フラグは基本的にないと考えておくのが良いでしょう。実際に私も何社か企業の最終面接を受けましたが、かえって振り回されるだけだと感じています。「終始盛り上がって面接できた」「リクルーターがついていた」という方はいますが、だからと言って内定報告を受けるとは限りません。もちろん運の要素もあったりします。面接後「絶対受かっている」と言いきれるようきちんと対策し、後悔のないような面接をしましょう。

 

最終面接の面接官が見ているポイント

最終面接で面接官が見ているポイントは大きく2つあります。

  1. 会社に合いそうか
  2. 会社に入ってくれそうか

それぞれ解説していきます。

 

1.会社に合いそうか

1つ目は会社に合いそうかどうかです。これは応募者とのマッチ度を図るもので、応募者の思考や価値観をもとに判断しています。実際に企業の役員の方たちと話す機会があった際、最終面接について聞いてみたところ「判断基準になるのは、応募者の人生にとってうちに入ってもらうことが最適かどうか、また面接官も人間なのでなんとなく良さそう/良くなさそうといった直感的なものになることが多い」と仰っていました。

 

2.会社に入ってくれそうか

2つ目は内定を出したら入ってくれそうかどうかです。会社への理解度や熱意の高さから判断しています。「この子は内定を出しても確実にうちに入ってくれそうだな」と思わせることができれば問題ないでしょう。

 

最終面接でよくある質問内容

では最終面接ではどのようなことが聞かれるのでしょうか?よくある質問内容を踏まえて準備すべきことを把握しましょう。

 

最終面接でよくある質問内容とは

最終面接は「これまでの評価をもとに最終的に確認する場所」ですので、これまでされたような質問をされることはほとんどありません。したがってこれまで問われることはなかった角度から応募者の思考や価値観、入社意欲がわかることを多く質問されます。具体的な例は以下の通りです。

 

  • 社会人として働くうえで大事なことは?
  • うちにはいったら何がしたい?それはなぜ?
  • 一番好きな本は何?
  • うちの強みと弱みは何だと思う?
  • うちで新規事業するなら何がしたい?
  • 逆質問はある?

 

このように正解がない質問を問われることが多いのが特徴です。想定される質問は面接官によっても異なるため、事前に正確に準備するのは難しいでしょう。また回答に対してどう感じ取るか評価も面接官によって異なります。ですので、就活生が準備すべきことは「自分はこういう人間です」としっかり意見を言えるようにすることなのではないかと思います。

 

最終面接で伝えるべきポイント

最終面接で伝えるべきポイント

最終面接の全体像が理解できたところで、続いて面接官に伝えるべきポイントを解説していきます。

 

1.価値観への共感

1つ目は「価値観への共感」です。自分の持っている価値観や考え方と、応募先の会社がどのようにマッチしているかを伝えましょう。例えば「自己分析をした結果自分は●●な人間で、□□な社会を実現したいと思っている。会社も□□な社会の実現に向けて取り組んでいるし、●●の特徴を持った方が多い」という場合、より意識的に企業と重なっている部分である●●や□□を伝えましょう。

 

2.明確なキャリアビジョン

2つ目は「明確なキャリアビジョン」です。キャリアプランを明確にして、その通過点としてその会社があることを伝えましょう。そのために自分が進みたい方向は何なのか、また到達するために必要なことはとは何なのか、その必要なことはその会社で得ることができるのか、を自分の言葉で伝えられるようにしましょう。

 

3.なぜ第一志望なのか、内定辞退しない理由

3つ目は「内定辞退しない理由」です。なぜ第一志望なのか、なぜその会社でなければならないのかといった熱意をきちんと伝えましょう。熱意を伝えるために価値観への共感や明確なキャリアビジョンを伝えることも重要ですが、会社について詳しく調べることもアピールポイントになります。

 

どのような会社なのか、どういう方向に向かっているのか、どういう社員がいるのかなどを詳しく調べ、何を聞かれても答えられるように企業研究をしておきましょう。

 

最終面接で失敗した就活生とは

「こうすれば受かる」という記事は世にありふれていますが、成功法だけ考えてもうまくいきません。その人から出る雰囲気や性別といった前提条件がそのまま当てはまる訳ではないですし、運の要素もあったりするからです。一方で失敗した人にはみな共通するものがあります。だからこそ、いま就活生がすべきことはいかに失敗を回避できるかなのです。ここでは実際の就活生に聞いた「最終面接での失敗談」を紹介していきます。

 

A:情報収集が浅かった

1つ目の失敗ケースは「情報収集が浅かった」です。面接官から自社の強みや弱みは何だと思いますか?と聞かれたAさんは、強みと弱みについてざっくりした説明を答えたそうです。

 

それ以降、面接官の表情がかたくなったと本人は言っていました。結果は不合格。彼女は「企業理解が浅かった。浅はかなことしか言えなかったから志望度が低いと思われたのかもしれない。もっとOB訪問を増やしたりすればよかった」と振り返っていました。

 

B:自分を取り繕ってしまった

2つ目の失敗ケースは「自分を取り繕ってしまった」です。面接官からビジネスパーソンとして何のために働くか?と聞かれたB君は、成し遂げたいビジョンを達成させることだと話をしたそうです。

 

その面接はその話題をメインに終了したそうですが、結果は不合格。彼は「働く目的はビジョンを成し遂げるだけじゃなくて、自分の将来の子供にお金で困らせないようにすることや両親に恩返しすることもあった。そういう本音の部分ももっとぶつけていればよかった」と振り返っていました。

 

C:質問に答えられなかった、ズレた回答をしてしまった

3つ目の失敗ケースは「質問とずれて回答してしまった」です。面接官からどんなことがしたい?と聞かれたCさんは、キャリアビジョンも踏まえて回答したそうです。しかし途中で自分が何を話しているのかわからなくなってしまい、「結局何が言いたいの?」とグダグダになってしまったそうです。結果は不合格でした。

 

彼女は「思った以上に舞い上がってしまい、テンプレ通りに話そうと思いすぎた。もっと会話を意識していれば、相手が聞きたいことから逸脱せずに済んだのかな」と振り返っていました。

 

最終面接で落ちるかもと思ったら

実際に最終面接は半分以上の方が不合格になります。私も最終面接では異常に不安で緊張しましたし、通らなかったことも多くメンタルが落ちました。だからこそ、その経験を踏まえたアドバイスを共有していきます。

 

結果を割りきる

第一志望から内定を勝ち取る人もいれば、第三志望にすら受からない就活生も多いと聞きます。そして「割りきる」というのはそう簡単なことではないと思います。何年たっても全力で挑んだ分だけ引きずってしまうかもしれません。私も最終面接で落ちた時は自分を否定されたようで落ち込んでいました。

 

お世話になっていた方にそのことを相談すると「一社目で人生決まると思ったら大間違いだぞ」と優しくも厳しく言われました。「落ちるか落ちないかで考えるのではなく、ご縁があるかないかで考えるといいよ」とアドバイスも貰いました。当時は悔しかったですが、就職活動を続けていくうちにここしかないなという会社から内定をいただけることになりました。

 

実際にそういうことも起こります。必ず自分にとってご縁がある会社はあるので、結果にとらわれず後悔のない就職活動にしてください。

 

周りと比べない

就職活動をしていると「友人は有名な企業に受かっている」だとか「私がここに入っても周りからチヤホヤされない」など周囲の目を気にして進めている人が多いように感じます。私たちには無意識に周りと比べて、自分はまだ良い方だと思うことで幸せを実感したい性質があるのかもしれません。私もその気持ちが強い就活生の1人でした。

 

ですが就活を進めていくうちに周囲の目ではなく、自分がやりたいことを基準にして受ける会社を選ぶようになりました。自己分析を通して見栄で着飾りながら張り合って生きることは、人生を他人に預けているようで格好良くないと思ったからです。もちろん価値観やどういう自分が好きなのかは人それぞれだと思います。

 

ただ周りの目を気にしすぎるプレッシャーで本来の力が発揮できなかったり、メンタルが異常に落ち込んでしまったり、自分に合わない企業を選んでしまったりする人が周りにいました。皆さんにはより良い就職活動にしていただきたいと思っているので、該当している方は少し参考にしてみてください。

 

最後に、就活生に伝えたいこと

本記事では最終面接で不安を抱えている就活生に向けて最終面接とはどういうものなのか、伝えるべきポイントは何か、どんな就活生が落ちるのかについて解説していきました。記事内でも少し触れましたが、1人1人持っている条件が違うので上手くいく方法は人それぞれにあります。

 

成功方法だけを取り入れようとするのではなく、なぜ失敗したのかに目を向けるようにしましょう。失敗したと言っている人は大体共通しているので、その地雷さえ踏まなければ負ける確率はかなり下がると思います。実際に私も通過した面接を振り返ると、落ちる人に共通している部分がありませんでした。逆に落ちた面接では皆と同じようなミスをしてしまったなと反省しています。

 

今後皆さんがどのような結果を迎えるかはわかりませんが、受かる人は受かるというのが現実だと思います。仮に満足いく結果にできなかったとしても、その会社に入ったおかげで本当にやりたいことが見つかったりするものだそうです。極端に言えば就活で人生すべてが決まる訳でもないですし、自分とご縁がある会社はどこかなという感覚で挑むのもいいかもしれませんね。

 

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