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面接で弱みを答える時のポイントとは?【回答例文も紹介】

就活の面接では様々な質問を聞かれますが、特に「あなたの弱みは何ですか?」という質問にうまく答えられないという人は多いのではないでしょうか?私自身、就活の面接で「あなたの弱みは?」を聞かれたときに、「素直に自分の弱みを伝えてしまって、悪い印象を与えてしまうのではないか?」という不安を感じ、うまく答えられなかったことがありました。

 

しかし、適切な自己分析や準備をすることで、逆に「弱み」の質問で自分自身をアピールできることに気づき、以降は苦手意識を克服して面接に臨めるようになりました!この記事では、同じような悩みを抱えている皆さんのために、面接で「弱み」を聞かれる3つの理由を解説し、具体的にどのように準備を行えばよいのかをご紹介します。

 

また、記事の最後では、「弱み」の質問に限らない面接全般で参考になる「受け答えのポイント」についても解説しています。皆さんが次の面接を自信を持って迎えられるように、この記事で参考になる情報を紹介していきますので、一緒に頑張りましょう!

 

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面接で弱みを聞かれるのはなぜ?

そもそも、なぜ企業は学生に「弱み」を聞くのでしょうか?中には、「学生の欠点を知ってマイナス評価をするためでは?」とネガティブな印象を持ってしまう人もいるかもしれません。しかし、企業が弱みを聞くのは、マイナス評価をするためではなく学生の性格や特徴をより深く知るためなのです。まずこの点を理解することが、「弱み」の質問を攻略する最初のステップになります!

 

適切な自己分析ができているかを知るため

企業が学生に「弱み」を聞く一つ目の理由は、「適切な自己分析ができているかを知るため」です。

 

「自分の弱みを知る」というのは、思ったよりも難しく、大変なことです。表面的な自己分析ではなく、より深く自分の性格や本質を理解する分析が必要になります。逆にいうと、「弱み」を深掘ることでその学生がどれくらいしっかり自己分析を行い、自分自身と向き合えているかを知ることができます。企業は「弱み」を聞くことを通して、学生が適切な自己認知を行えているかを知ろうとしています。

 

弱みを克服する努力ができているか知るため

二つ目の理由は、「弱みを克服する努力ができているか」を知るためです。自己分析を通して自身の「弱み」と向き合うことはとても大切ですが、それだけでは不十分です。「その弱みを克服するために、行動が起こせているか」がより重要であり、そのような「自分の弱みと向き合う強さ」「その上で、弱みを克服するために努力できる行動力や課題解決力」こそが企業が知りたい要素です。

 

だからこそ、面接で「弱み」を聞かれたときは、ただ自身の弱みを赤裸々に語るのではなく、「それを踏まえてどうしたのか」を積極的にアピールしていくことが重要です。

 

ポイントは「弱みを克服する行動力」をアピールすること!

ここまで話してきたように、企業は「自分の弱みを適切に理解できているか」「それを克服するための努力ができているか」を見ています。つまり、面接で「弱み」を聞かれたときは、「弱みを克服するための行動力や、課題解決能力」をアピールすることが重要になります。

 

面接で弱みを聞かれたときは、苦手意識を持つのではなく、「自分の課題解決能力をアピールするチャンス!」と思って前向きに捉えましょう!

 

弱みを言語化する3つの方法

ここまで「弱みと向き合うことが重要」と伝えてきましたが、「そもそも弱みと向き合うってどうしたらいいの?」という人もいるかもしれません。以下では、自身の弱みと向き合い、言語化する際に有効な3つの方法をご紹介します!

 

過去の失敗経験を振り返る

まず一つ目の方法は、過去の失敗経験を振り返ることです。失敗経験の裏には、自分の弱みや短所が隠れています。特に、中学、高校時代の部活動や大学のサークル活動、アルバイト経験など、「人と関わる活動」での失敗経験を振り返ってみることが効果的です。人間関係での失敗には、より本質的な自身の弱みや短所が関係していることが多いためです。

 

周囲の人に聞いてみる

一人で考えていて行き詰まってしまったら、周囲の人に聞いてみるのも有効です。いわゆる「他己分析」になりますが、周りの人から見た自分の弱みや短所を聞いてみることで、自分でも気づけなかった自身の弱みに気づくことができます。他己分析をお願いするときは、親や兄弟、仲の良い友人など、「自分のことを深く知っていて、信頼できる人」に頼むようにしましょう。

 

企業が求める人物像と比較してみる

企業が求める人物像を分析することも、自身の弱みを考えるうえで重要なアプローチです。就活の中で企業分析をすることは多いかと思いますが、その過程で見えてきた志望企業が求める人物像と自分自身を比較してみることで、今の自分に足りていない要素が見えてきます。そういった「足りないもの」が自分の弱みにつながる糸口になるかもしれません。

 

よくある「弱み」の例を紹介!

ここまで「自分の弱みを言語化する方法」を紹介してきましたが、とはいえ具体的な例が知りたい!という人も多いかと思います。ここでは、そういった「就活でよくある弱みの例」をご紹介します。

 

  • 心配性(何度も確認してしまう)
  • 楽観的(深く考えない)
  • 優柔不断(決断が遅い)
  • 頑固(自分の意見にこだわってしまう)
  • 飽きっぽい(何事も長続きしない)
  • 一人で抱え込みがち(周囲の人に頼れない)
  • マイペース(周囲より作業が遅い)
  • 完璧主義(細部にこだわりすぎてしまう)
  • 引っ込み思案(自分の意見が言えない)
  • 神経質(細かいことが気になってしまう)
  • せっかち(計画が立てられない)

 

繰り返しになりますが、重要なのは「これらの弱みを克服するためにどんな努力をしたか」です!弱みを考える時はあまり落ち込みすぎないように、自分が頑張ってきたことにも焦点を当てて言語化しましょう!

 

すぐに改善できるものは選ばない!

「遅刻が多い」「忘れ物が多い」など、少しの工夫で改善できるようなものは弱みとは言えません。弱みを考える時は、より自分の本質にかかわるようなものを考えるようにしましょう!

 

「弱み」の回答を作ってみよう 回答例文も紹介!

例文を参考に弱みの回答を作ってみましょう!

自分の弱みが言語化できたら、次は「実際に面接の場でどのように伝えるか」を考えていきましょう。ここでは、面接に向けた回答づくりのポイントを紹介します!

 

回答は4つの構成で考える

弱みの回答は、以下の4つの構成で考えましょう。

 

  1. 結論(自身の弱み)
  2. 弱みの具体的な説明 / 弱みに気づいたエピソード
  3. 弱みを克服するためにとった行動
  4. その結果(どんな変化があったか)

 

以下のような構文を参考にしてみましょう!

 

「私の弱みは○○です。

 

○○の時に、△△してしまうことが多いです。

××の頃、△△ができず、~に失敗しました。この経験から、○○を痛感しました。

 

それ以来、実際に△△という行動を起こし、○○のような(良い)影響がありました。」

 

 

例文を参考にして、自分の回答を作ってみよう!

実際に就活に成功した先輩の「自分の弱み」に対する回答例を紹介します!以下の例も参考に、自分の回答を作ってみてください!

 

弱み:抱え込みがち

私の弱みは「一人で抱え込みがち」なところです。悩みがあってもうまく周りに相談できず、一人で抱え込んでしまうことが多いです。高校時代、部活動で部長をやっていた時に、部として成果を出すことや部内の雰囲気をよりよくしていくためにどうするべきか悩むことが多く、顧問の先生や周囲の友達に相談することができず追い詰められてしまい、結果的に部全体に迷惑をかけてしまいました。

 

それ以来、毎日部活動が終わった後に副部長と二人でミーティングを行い、部活動に関係ないことでも、悩んでいることや考えていることを何でも話せるような時間を設けるようにしました。毎日ミーティングを行うことを習慣化したことで、心理的な負担を感じることなく気軽に相談ができるようになりました。

 

この出来事以降、私は悩みを抱える前に「人と話す時間」を設けておくことを心がけています。悩みを抱えそうになる前から周囲の人に相談できる時間を設けておくことで、いざ心配なことが出てきても抱え込みすぎる前に相談できるようになりました。

 

面接でうまく質問に答えるために 3つのポイントを解説!

ここまでは、「自分の弱みの答え方」について解説してきました。しかし、「弱み」について完璧に答えられるだけで就活の面接を突破できるわけではありません。最後に、弱みの質問に限らず、就活の面接全般で「うまく質問に答えるためのポイント」をご紹介します!以下のポイントを押さえて、万全の状態で面接に臨めるようにしましょう!

 

ポイント1.結論ファースト

一つ目のポイントは「結論ファースト」、つまり「一番最初に結論を述べる」ことです。先ほどの、「「弱み」の回答を作ってみよう 回答例文も紹介!」でも、回答の構成の一番最初には「結論」が来ていました。なぜ結論から話始めることが重要なのでしょうか?

 

例えば、「学生時代に自ら行動し、成果を出した経験を教えてください」という質問を受けたとします。以下の2つの回答例のどちらがより好印象になりそうですか?

 

例1)

私が学生時代に自ら行動し、成果を出した経験は、所属していた学生団体で新歓イベントを企画し、100人以上を集客したことです。私が所属していた学生団体では例年新入生が少なく、活動の規模が拡大できないという課題がありました。そこで、自ら旗振り役となってイベントを企画し、100人以上の新入生を集めて多くのメンバー獲得に貢献しました。

 

例2)

私は大学時代に学生団体に所属していました。その学生団体は高校生向けに社会課題に取り組むワークショップを提供する団体で、私はその団体で幹部として活動していました。例年、高校生向けに年2回のワークショップを実施していましたが、もっと活動の規模広げていきたいという意見があり、、、(続く)

 

二つの例を比較すると、例2)は回答全体が冗長で、結局何を伝えたいのかよく分からないという印象を受けるのではないでしょうか。反対に、例1)は先に結論を述べているので、その後のエピソードも理解しやすく、面接官側も深堀りの質問がしやすくなります。

 

このように、結論を先に述べることで、面接官は学生の回答を理解しやすく、同時に学生自身も自分の回答を整理しながら、落ち着いて話すことができます。

 

ポイント2.質問の意図を理解する

2つ目のポイントは、「質問の意図を理解する」ことです。一見当たり前のようにも見えますが、これが意外と難しく、多くの学生ができていないポイントでもあります。

 

就活の面接は、企業側からすると自社の将来のために求める人材を採用するための場ですので、そこで聞かれる質問にはすべて意図、つまり「この質問を通して知りたいこと」があります。例えば、「学生時代に頑張ったエピソード」を聞く場合も、ただ単にエピソードが知りたいのではなく、そのエピソードを通して目の前の学生の思考力や行動力、課題に対する向き合い方を見ようとしていることが多いです。

 

そのため、ただ聞かれたことにこたえるのではなく、「そのとき何を考えていたか」「なぜそのような行動をしたのか」など、自身の考え方や人となりが伝わるような情報を織り交ぜながら答えることが重要です。

 

ポイント3.目安は30秒

3つ目のポイントは、「回答を30秒前後に収めること」です。1つ目のポイントの「結論ファースト」でも伝えたように、「ダラダラと冗長に話す」ことは面接官に対して非常によくない印象を与えます。「この学生は自分の考えをまとめられていない」「論理的に話す能力が欠けている」という印象を与えてしまいかねません。たとえ質問に適切に答えられていたとしても、長すぎる自己アピールは逆効果になってしまうのです。

 

30秒はあくまで目安ですが、すべての回答を30秒程度にまとめることができれば、過不足なく質問に答えつつ、面接官に対しても好印象を与えられるでしょう。

 

まとめ

いかがでしたか?今回は、面接で弱みを答える時のポイントや、実際にどのように回答を考えるステップを解説しつつ、最後は面接全般で役立つ受け答えのポイントも紹介しました。

 

面接の場で自身の「弱み」をさらけ出すのは不安ですよね。しかし、この記事で紹介したように、適切な準備をして臨めば、逆に自身の良い所を効果的にアピールできるチャンスになります。この記事を参考に自己分析や対策を行い、就活を乗り越えられるように頑張っていきましょう!

 

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