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就活のエントリー数って平均何社?エントリーの定義や注意点を解説!


企業にエントリーする時期が近づき、「どのくらいの企業にエントリーすればいいの?」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。「他の人は何社くらいエントリーしているの?」と気になっている方もいるかもしれません。

 

結論から言うとエントリー数は人それぞれで、正解はありません。エントリー数が多すぎても少なくても、それぞれメリットとデメリットがあります。大切なのは、それらを理解したうえで、自分の就活スタイルに合ったエントリー数を見極めること。

 

そこでこの記事では「そもそもエントリーとは?」という定義から、エントリー数の平均、エントリー数が多いときと少ないときのメリット・デメリットを解説。エントリー数の見極めに、ぜひ参考にしてください。

 

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エントリーとは?

就活で「エントリーする」とよく言いますが、そもそもエントリーとはどういう意味かご存知でしょうか。

 

エントリーは細かく分けると、『プレエントリー』『本エントリー』があります。情報サイトによっては2つをまとめてエントリーと表記していることもあるので注意しましょう。ここではまず、プレエントリーと本エントリーの定義をご説明します。

 

プレエントリーとは?

プレエントリーは、企業に対して「興味がある」と意思を示すこと

 

具体的には、就活情報サイトなどを通して、興味のある企業に名前や連絡先を登録することを指します。登録したら、会社説明会の案内やエントリーシートの提出期限といった選考情報がもらえます。

 

プレエントリーは、とりあえず企業の情報をもらうために行なうもの。プレエントリーをしたからといってエントリーシートを提出する必要はありません。またプレエントリーしただけでは選考に進めないので注意しましょう。

 

本エントリーとは?

本エントリーは、プレエントリーした企業に対して「選考に参加したい」と正式に応募すること。一般的に、エントリーシートなどの応募書類を提出することを指します。また同時に筆記テストやWebテストを受けることも。エントリーシートやWebテストなどの書類選考に合格したら、面接に進むことになります。

 

エントリー数の平均は?

エントリーを前に、他の学生がどのくらいの企業へエントリーしているか気になっている方も多いはず。ここでは2022年卒のデータをもとに、エントリー数の平均を解説します。

 

2022年卒の本エントリー数は平均12.7社

全国求人情報協会の『2022年卒学生の就職活動の実態に関する調査』によると、2022年卒の平均プレエントリー数は20.4社、本エントリーは12.7社となっています。

 

もちろん、これはあくまで平均値。中には1人で何十社もエントリーしている人もいるので、参考程度にとどめてくださいね。

 

参考:公益社団法人 全国求人情報協会「2022年卒学生の就職活動の実態に関する調査」

 

文系のエントリー数は理系よりも多い

文系・理系別に見ると、文系の平均プレエントリー数は23.0社、本エントリーは13.9社。理系の平均プレエントリー数は15.3社、本エントリーは10.3社。理系より文系の方がエントリー数は多いことがわかります。

 

これは、理系では学校や教授からの推薦制度を利用している学生が多いことや、専門性に合わせて企業を事前に絞り込むことでエントリー数が少なくなっていると考えられます。

 

エントリー数は何社がいい?

何社エントリーすべき?

あとで詳しくご説明しますが、エントリー数は多くても少なくても、それぞれメリット・デメリットがあります。何社がいいか一概には言えませんが、おおよその目安をご紹介しましょう。

 

本エントリーの目安は10社以上

上記の調査によると、本エントリー12.7社のうち、内々定を得たのは2.3社。エントリー数に対する内々定獲得率は18.1%となっています。

 

単純に考えると、10社本エントリーしたら1~2社の内々定をもらえる計算になります。逆に言うと、本エントリーが10社以下の場合、一社も内定をもらえない可能性が高まるということ。

 

もちろん10社以上本エントリーしたからといって必ず内定をもらえるわけではありません。しかし全滅のリスクを少しでも下げるためにも、最低でも10社は本エントリーしておきたいところです。

 

プレエントリーは多めがキホン

プレエントリーをしたからといって、必ずエントリーシートを提出する必要はありません。プレエントリーはあくまで情報収集のためと認識しましょう。

 

実際に2022年卒のデータを見ると、平均のプレエントリー数が20.4社に対し、本エントリーは12.7社。プレエントリーしても本エントリーしていないケースも多いことがわかります。

 

しかし事前にプレエントリーしていないと選考に進めないので要注意。就活が進む中なかなか内定が取れなかったり、あとから興味のある企業が出てきたりすることも考えられます。そんなときに追加エントリーしたくなっても「プレエントリーしてないからエントリーできない」という事態もありえます。

 

少しでも興味を持った企業はどんどんプレエントリーして、あとから本エントリーする企業を絞り込むのがオススメですよ。

 

自分に合ったエントリー数を見極めよう

エントリー数の平均を知って、「平均に足りない!」「平均より多いけど大丈夫?」と心配になる方もいるかもしれません。しかし平均より多い、少ないなどと数ばかりにとらわれるのはキケンです。

 

エントリー数は人それぞれ。志望する業界や企業を絞り込むために多くエントリーする人もいますし、志望企業の対策をしっかりしたいから少なめにする人もいます。どちらがいい、悪いという話ではありません。

 

大切なのは「自分が納得する就活をするためには、どのくらいの数が適切か?」を考えること。エントリー数が多い場合と少ない場合、それぞれのメリット・デメリットを紹介しますので、ぜひ自分に合ったエントリー数を見極めてくださいね。

 

エントリー数が多いとどうなる?

まずはエントリー数が多い場合のメリット・デメリットと、多めにエントリーするときの注意点を解説します。

 

【メリット】いろいろな企業を知ることで視野が広がる

エントリー数が多いことのメリットは、視野が広がること。いろいろな業界や企業の説明会に参加したり選考を受けたりすることで、選択肢も増えていきます。「志望業界がはっきりしていない」「やりたい仕事がわからない」という方は、興味のない業界や企業にも目を向け、幅広くエントリーするのがオススメですよ。

 

志望業界や企業がある程度固まっている方も、視野を広げることで「こっちの業界の方が自分に合っているかも」と気づくきっかけにもなるかもしれません。

 

【メリット】経験値を上げることができる

本エントリーする会社が多ければ、それだけエントリーシートを書いたり面接を受けたりする機会が増えるということ。その分経験値も上がっていきます。たとえ選考で落ちたとしても、エントリーシートや面接の内容をブラッシュアップして、次の選考で活かせるでしょう。

 

特に面接は場数を踏めば踏むほど上手に答えられるようになり、突破率も上がります。第一志望の企業を受ける前に、他の企業で場慣れしておくことで、余裕を持って臨めるはずです。

 

【メリット】落ちてもチャンスがあるため、キモチに余裕が持てる

先述したデータによると、本エントリー12.7社に対する内々定獲得率は18.1%。単純に考えると、本エントリー数が多いと、その分内定のチャンスも増えるということ。たとえ選考に落ちても「まだ他の企業が残っている」と気持ちに余裕が持てます。

 

特になかなか内定がもらえずにいると、不安や焦りを感じて前に進めなくなってしまうことも。そうならないためにも、就活で不安を感じやすい方は多めに本エントリーして安心感を得るのも手です。

 

【デメリット】スケジュール管理が難しくなる

エントリー数が多いと、スケジュールが複雑になるデメリットもあります。プレエントリーした企業からは、会社説明会の案内や選考に関する情報などがメールで続々と届きます。エントリー数が増えれば増えるほど大量になり、整理するだけでも一苦労になることも。

 

また本エントリー後はエントリーシートの締め切りや面接の日程といった選考スケジュールをしっかり管理する必要もあります。当然、選考対策の時間も考慮しなければいけません。

 

エントリーシートを準備する時間が確保できなかったり、日程が被って面接を受けられない企業が出てきたりといったリスクも考えられます。

 

【デメリット】1社1社の選考対策が甘くなる

本エントリーしたら、本格的に選考対策をすることになります。選考対策とひと言でいっても、業界研究、企業研究、エントリーシートの作成、面接対策と、やらなければいけないことはたくさんあります。

 

しかし本エントリーの数が多くなると、1社1社の選考対策にかけられる時間は短くなり、内容も薄くなりがち。せっかくたくさん本エントリーしても、十分な選考対策ができずに選考を通過できない…という恐れも。

 

エントリー数が多いときはスケジュール管理がカギ

多めにエントリーするときは、スケジュール管理が重要です。

 

大切なのは、本エントリーをする前にエントリーシートの提出日や面接日などのスケジュールをしっかりチェックすること。「面接日が被ってないか?」「選考対策をする時間がきちんと取れるか?」などを検討したうえで、余裕を持ったスケジュールを組めるようにエントリー先を選別しましょう。

 

またスケジュールは、大学の授業やアルバイト、プライベートの予定も併せて一括管理できると便利ですよ。手帳やアプリなど、スケジュールを管理するツールもいろいろあるので、どのように管理するか事前に方法を整えておくのがオススメです。

 

エントリー数が少ないとどうなる?

では逆に、エントリー数が少ない場合はどうなるのでしょうか?具体的なメリットとデメリットをご紹介します。

 

【メリット】1社1社の選考対策がじっくりできる

多くエントリーしたときの逆となりますが、エントリー数が少なければ、余裕を持ったスケジュールで就活を進められます。スケジュールに余裕がれば、1社1社の選考対策に時間がかけられます。企業研究をしっかり行なうことで、完成度の高い自己PRや志望動機を作りやすくなります。書類選考の突破率も上がるでしょう。

 

もちろん1社1社に合わせて面接対策もじっくりできるので、内定獲得も期待できます。

 

【メリット】志望企業への熱意が高まる

就活生の中には「絶対ここに行きたい」という業界や企業があって、あえてエントリー数を少なくする人もいます。エントリーする業界や企業をとことん絞り込むことで「絶対に内定を勝ち取る!」と熱意も高まります。長い就活でも高いモチベーションをキープしながら進められるでしょう。

 

さらにその熱意は、質の高いエントリーシートや面接となって表れます。採用担当者にも伝わり、好印象につながるはずです。

 

【デメリット】全滅の可能性がある

エントリー数が少ないことで一番怖いのは、エントリーした企業にすべて落ちてしまうことです。

 

特に大手企業や人気の高い企業ばかりエントリーした場合、全滅のリスクも。持ち駒が少なくなってきて、あわてて他の企業にエントリーしても、他の学生に比べて大きく出遅れてしまうでしょう。最悪の場合「他にエントリーできる企業がない!」ということもありえます。

 

またなかなか内定が取れない場合、エントリー数が多いと「まだ他の企業がある」と心に余裕が持てますが、エントリー数が少ないと焦りやすくなります。その結果、冷静に判断できなかったり面接で本領発揮できなかったりする恐れもあります。

 

【デメリット】就活の方向転換がしにくくなる

就活を進めていくうちに「やっぱり違う業界が合っているかも」「他の企業が気になる」と、方向を変えたくなることもあるでしょう。そんなときも、エントリー数が少ないと「他に選べる選択肢がない」となる可能性があります。

 

追加で本エントリーしようにも、プレエントリーを済ませていないと本エントリーはできません。そうならないためにプレエントリーは多めにしておくことがオススメです。

 

エントリー数が少ないときは、精度を高めることが重要

エントリー数を絞る最大のメリットは、選考対策がしっかりできること。自己分析と企業研究を徹底的に行ない、「絶対に内定を取る!」という意気込みで1社1社の精度を高めましょう。入念に対策すればするほど自信を持って選考に臨めるはずです。

 

しかし、エントリー数が少ないと全滅のリスクもあります。たとえ志望度が高いといっても、難易度の高い企業ばかりにエントリーするのは避けましょう。

 

大本命の選考を前に、場慣れしておくことも重要です。1つの業界に絞り込んだとしても、本命企業だけでなく競争率の低い中小企業にもエントリーするなどして、柔軟に進めるのが内定獲得のカギですよ。

 

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まとめ

エントリー数の平均と、エントリー数が多いときと少ないときのメリット・デメリットをご紹介しました。エントリー数が多いと内定のチャンスは多くなります。しかしスケジュール管理が大変になり、選考対策が不十分となる可能性も。逆に少ないと1社1社の選考対策に集中できますが、全滅のリスクもあります。

 

それぞれ一長一短があるので、自分の就活スタイルやキャパシティに合わせて決めましょう。本エントリーは情報解禁日の3月1日からすることになりますが、多くの企業はそれより前からプレエントリーを受け付けています。情報を早めにチェックして、本エントリーする企業を絞り込んでおきましょう。

 

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