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自己分析に役立つ110の質問例 |簡単に自分の強みが見つかる!

就活を始めるにあたって、まずは自己分析から始めてみよう!という方も多いのではないでしょうか。ところが、いざやってみると「かえって自分のことがわからなくなってしまった」「自分の本質を知るって難しい…」そんな風に感じてしまい、自己分析の結果を就活に活かせないという声もよく聞きます。

 

そこでこの記事では、自己分析に役立つ110の質問例をはじめ、具体的な自己分析の進め方や実践の際の注意点などについて、詳しく解説していきます。

 

この記事が自己分析に対するお悩みや不安を解消し、自分だけの強みを見つけるためのヒントになれば幸いです。

 

 

▼この記事はこんな人におすすめです!(読了目安:10分)

 

  • 自己分析が思うように進まない方
  • 簡単に自分の強み/弱みを見つけたい方
  • これから自己分析を始める方

 

 

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「自分って何?」自己分析は難しくて当たり前

就活するにあたって、「自己分析が大事」という話はよく聞きますよね。自分にはどんな業界が向いているのか?どのような環境なら能力を発揮できるのか?それらを正しく把握するには、やはり自己分析は欠かせません。

 

とはいえ、人にはさまざまな側面があり、一面だけを見てわかったつもりになっても、全く別の側面も持ち合わせていたりするもの。行動や思考に一貫性があるようで全くないなど、やればやるほど迷路から抜け出せなくなり、中には「本当の自分って、一体何だろう?」と思い悩んでしまう人もいるかもしれません。

 

それだけ自己分析とは難しいもの。だからこそ真剣に取り組む必要があるのです。

 

自己分析は「幸せな人生を送るために行なう」もの

自己分析が難しいと感じている方は、そもそもの『目的』について改めて考えてみると良いでしょう。

 

自己分析は、「自分に合った企業や業界・職種を見極めるために行なうもの」であることは確かです。しかし、それを突き詰めて考えると、「自分が幸せになるために行なうもの」とも言えるのではないでしょうか。

 

一般的に就職から定年までは、およそ40年。就活生にとっては、これまで生きてきた時間の倍以上の時間を仕事に費やすことになります。そこでどんなことをするのか、何を成し遂げたいかを真剣に考えることが、就活をする上で何よりも重要なポイントになります。

 

そのための有効な手段が、自己分析なのです。自分にとって充実した社会人生活を送るため、そして何より、自分が幸せになるためにも、しっかりと自己分析に取り組みましょう。

 

▼合わせて読みたい!

失敗しない自己分析|内定をゴールにするのは危険。目的の本質とは? - ライトハウス就活ガイド

 

質問リストを使って自己分析をしてみよう

自己分析の方法はいくつかありますが、質問リストを使って過去の出来事を振り返りながら、それらを深堀りしていく方法が一般的です。

 

今の自分を形成しているのは、紛れもなくこれまで経験してきたことや学んだこと。とことん過去の自分と向き合うことで、自分の性格や思考傾向、長所・短所などを客観的に把握できます。そうすれば、自ずと自分に向いている業界や職種が見えてくるはず。そのためにも、過去の出来事を洗い出すような質問リストを用意し、自己分析をしてみましょう。

 

以下に、簡単に自分の強みが見つかる質問リストをご紹介しますので、ぜひ参考してみてください。

 

自己分析に使える質問リスト

自己分析をするには、幼少期にまで記憶をさかのぼって自分自身を見つめる必要があります。

  • 幼少時代の自分
  • 小学生時代の自分
  • 中学生時代の自分
  • 高校生時代の自分
  • 大学生時代の自分

過去から現在に向かって、その時々で自分がどんな経験をしたのか、その時に何を感じたのかなどを、立ち止まりながら振り返ることが大事。そうすることで、「あの時こんな行動をしたということは、自分は◯◯な性格なのかもしれない」「昔から◯◯するのが好きだから、こんな仕事が向いていそう」などと、自己理解を深められます。

 

ここでは、それぞれの時代で活用できる質問項目リストをご紹介します。

 

幼少時代(保育園・幼稚園)【13問】
  • 当時の性格を一言で言うと?
  • 周囲からどんな子供だと言われていた?
  • 何をするのが好きだった?
  • 何をするのが嫌だった?
  • 印象に残っている出来事は?
  • 最も夢中になったものは?
  • 最も嬉しかったことは?
  • 最も悲しかったことは?
  • 最も得意だったことは?
  • 最も苦手だったことは?
  • どんな家庭環境だった?
  • どんな習い事をしていた?
  • どんな友人と遊んでいた?

 

ポイント

幼少期は人格の形成が育まれる大事な時期と言われています。自分の本質を探るためにも、当時のことを頑張って思い出しましょう。

 

小学生時代【17問】
  • 当時の性格を一言で言うと?
  • 周囲の人からどんなことで褒められていた?
  • 周囲の人からどんなことで怒られていた?
  • コミュニケーションは得意/苦手だった?
  • 将来の夢や目標は?
  • 印象に残っている出来事は?
  • 最も夢中になったものは?
  • 最も嬉しかったことは?
  • 最も悲しかったことは?
  • 最も得意だったことは?
  • 最も苦手だったことは?
  • 最も得意だった科目は?
  • 最も苦手だった科目は?
  • どんな習い事をしていた?
  • 表彰されたり賞を獲得したりしたことは?
  • 自分から率先して行動したことは?
  • 休日や空いた時間の過ごし方は?

 

ポイント

小学生時代は、幼少期以上に人との関わりが増えるとともに、得意分野/苦手分野が明確になってくる時期です。その点にも注目して質問に答えていきましょう。

 

中学生時代【19問】
  • 当時の性格を一言で言うと?
  • コミュニケーションは得意/苦手だった?
  • 将来の夢や目標は?
  • 印象に残っている出来事は?
  • 最も夢中になったものは?
  • 最も嬉しかったことは?
  • 最も悲しかったことは?
  • 最も得意だったことは?
  • 最も苦手だったことは?
  • 最も得意だった科目は?
  • 最も苦手だった科目は?
  • 1番の成功体験は?
  • 1番の挫折経験は?
  • どんな習い事/クラブ活動をしていた?
  • 表彰されたり賞を獲得したりしたことは?
  • 自分から率先して行動したことは?
  • 休日や空いた時間の過ごし方は?
  • 生活で心掛けていたことは?
  • 後悔・反省していることは?

 

ポイント

中学生時代から、具体的に夢や目標に向かって行動することが多くなる傾向にあります。現在につながる要素も見つかりやすい時期なので、丁寧に回答しましょう。

 

高校生時代【21問】
  • 当時の性格を一言で言うと?
  • コミュニケーションは得意/苦手だった?
  • 憧れの人物はいた?
  • 将来の夢や目標は?
  • 印象に残っている出来事は?
  • 最も夢中になったものは?
  • 最も嬉しかったことは?
  • 最も悲しかったことは?
  • 最も得意だったことは?
  • 最も苦手だったことは?
  • 最も得意だった科目は?
  • 最も苦手だった科目は?
  • 1番の成功体験は?
  • 1番の挫折経験は?
  • どんな習い事/クラブ活動をしていた?
  • 表彰されたり賞を獲得したりしたことは?
  • アルバイト経験は?
  • 自分から率先して行動したことは?
  • 休日や空いた時間の過ごし方は?
  • 生活で心掛けていたことは?
  • 後悔・反省していることは?

 

ポイント

高校時代は、アルバイトなど社会人に近いことを経験する人も増えてくる時期。仕事選びに役立つヒントがあるかもしれないので、しっかりと振り返りましょう。

 

大学生時代【26問】
  • 性格を一言で言うと?
  • 周囲の人からの評価は?
  • コミュニケーションは得意/苦手?
  • 夢や目標は?
  • 理想の人物や目標とする人は?
  • 仕事を通じて叶えたいことは?
  • 印象に残っている出来事は?
  • 最も夢中になったものは?
  • 最も嬉しかったことは?
  • 最も悲しかったことは?
  • 最も得意だったことは?
  • 最も苦手だったことは?
  • 最も得意だった科目は?
  • 最も苦手だった科目は?
  • 1番の成功体験は?
  • 1番の挫折経験は?
  • どんな部活・サークル活動をしていた?
  • どんなゼミ・研究をしていた?
  • 表彰されたり賞を獲得したりしたことは?
  • アルバイト・インターン経験は?
  • 自分から率先して行動したことは?
  • 大学時代を通じて最も力を入れたことは?
  • 信念を持って取り組んでいたことは?
  • 休日や空いた時間の過ごし方は?
  • 生活で心掛けていることは?
  • 後悔・反省していることは?

 

ポイント

大学時代は、ごく最近のこととしてある程度記憶が鮮明な時期です。できるだけ詳しく振り返りましょう。

 

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質問リストを使った自己分析の方法

せっかくの質問リストも、ただ質問に答えていくだけでは自己分析できません。ここでは、質問リストを使った詳しい自己分析の手順について説明します。

 

Step1.一つひとつの質問に簡潔に回答する

はじめに、それぞれの時代の質問に対して、一つひとつ簡潔に回答します。

<例>

 

Q:印象に残っている出来事は?

A:吹奏楽部に入部し、区の代表に選ばれた

 

回答に必要以上の情報を含む必要はなく、端的な答えでOKです。また回答が一つである必要もないので、思いつく限りたくさんのエピソードを挙げてみましょう。

 

Step2.それぞれの回答を深掘りしていく

質問全部に回答したら、それら一つひとつに対して「なぜそうしたのか」「どうしてそう感じたのか」など、さらに質問を重ねていきます。

<例>

 

Q:印象に残っている出来事は?

A:吹奏楽部に入部し、区の代表に選ばれた

Q:なぜ吹奏楽部を選んだのか?

A:担任が吹奏楽部の顧問だったから

Q:どうして区の代表に選ばれたと思うか?

A:毎日の練習を欠かさなかったから

 

どんどん深掘りする質問を投げかけることによって、その時自分が考えていたことを少しずつ思い出せますよ。

 

Step3.長所・短所、価値観などを客観的に分析する

質問を深掘りしたら、その内容から自分の性格や長所・短所、価値観などを客観的に分析します。

<例>

 

Q:印象に残っている出来事は?

A:吹奏楽部に入部し、区の代表に選ばれた

Q:なぜ吹奏楽部を選んだのか?

A:担任が吹奏楽部の顧問だったから

Q:どうして区の代表に選ばれたと思うか?

A:毎日の練習を欠かさなかったから

Q:その結果どうなった?

A:努力することの大事さを学んだ

A:仲間と協力することの楽しさ・大変さがわかった

【気づき】

  • 「コツコツ取り組むのが向いている」
  • 「好きなことは努力を惜しまない性格である」
  • 「チームワークが得意」 など

ここでも、答えは一つでなくて構いません。たくさんあればあるほど、自分自身を多面的に捉えることができますよ。また、それぞれの時代の回答結果を見比べることで、自分の中の一貫性なども見えてくるはず。それこそがあなたの個性であり、長所・短所なのです。

 

Step4.希望する業界・企業・職種と紐づける

自分自身の性格や長所・短所、価値観などを把握できたら、それらの特性が活かせる業界・企業・職種と紐づけます。

 

たとえ「○○業界が向いていそうだ」と紐づけたとしても、一つの業界に絞り込む必要はありません。同じ業界でも、職種によっては特性を活かせるものもあるので、さまざまな角度から分析しながら自分に合った仕事を探しましょう。

 

また既に希望する企業や職種がある方は、そこで活かせる自分の長所・短所を明らかにしておくと良いでしょう。エントリーシート(ES)や志望動機、自己PRが書きやすくなりますよ。

 

Step5.誰かと一緒に自己分析をやってみる

自分だけで自己分析をしていると、思い出せることが限定的になるなど、途中で行き詰まってしまうこともあるでしょう。そんな時は、質問例に沿って他の人にこれまでの自分の思い出を伝えるように話してみるのもおすすめです。

 

そうすることで「あ、こんなこともしていたな」「話してみると自分のモチベーションはいつも○○だな」など、新しい発見があるかもしれません。また、「自分ってこうだよね」と相手に確認したり、相手から「あなたは○○なタイプなんだね」と、新たな視点を得たりすることもあるでしょう。

 

自分一人での自己分析が上手くいかない方は、ぜひ誰かと一緒に自己分析をしてみてください。

 

これまでの流れを実践!自己分析の定番の進め方

上記で説明した一連の自己分析の流れをまとめたものが以下になります。自分のエピソードを当てはめながら、効率的に自己分析を進めましょう。

<自己分析の型>

 

Q:○○な出来事は?

A:

Q:なぜそれをしよう/したくないと思ったのか?

A:○○だったから

Q:どうしてその結果になったと思う?

A:○○したから

Q:その結果どうなった?

A:○○を学んだ

A:○○という考え方から○○という考え方に変わった。

【気づき】

  • ○○が向いている
  • ○○な性格
  • ○○が得意/苦手 など

 

自己分析する上で気をつけたいこと

自己分析をするにあたって、以下の点にはくれぐれも注意しましょう。

 

結果にとらわれすぎてしまう

希望する企業や職種、業界が既にある場合、自己分析の結果が希望と合わないからといって、諦める必要は全くありません。

 

同じ業界でも職種によって活かせる能力は異なります。また、あなた自身の長所も決して一つではないのですから、活かせるものを選んでアピールすれば良いのです。

 

結果にとらわれすぎるのは、自ら採用の間口を狭めるようなもの。さまざまな自分の魅力を発見し、再確認するための手段として自己分析を捉えましょう。

 

かえって自分を見失ってしまう

自己分析は、自問自答を繰り返すことで自分の本質を掘り下げていく作業です。先に例として質問リストをご紹介しましたが、質問自体に明確なルールや決まりがあるわけではなく、数に制限もありません。

 

そのため、たくさんの質問に回答したり傾向を比較・分析しているうちに、ゴールを見失ってかえって混乱してしまう…なんてこともよくあること。自己分析を難しいと感じている人の多くが、この状態に陥っているのではないでしょうか。

 

自己分析で迷子になってしまった時は、一度自己分析をやめて純粋に自分の希望ややりたいことをシンプルに考えてみましょう。心の赴くままに理想を描くことも、自己分析には大切な作業です。

 

あるいは、自分の嫌いなことややりたくないことなどを掘り下げるのも、意外と効果的。「これだけはどうしても譲れない!」という強い信念を発見できるかもしれません。

 

▼合わせて読みたい!

自己分析シートの書き方|具体的な手順や注意点について徹底解説 - ライトハウス就活ガイド

 

自己分析で行き詰まったときは、他己分析をしてみよう!

それでも、どうしても自己分析で行き詰まったときは、他己分析という方法もありますよ。

 

他己分析とは、「他者の目から見た自分」を把握することで、客観的な視点から自分を分析する方法。自己評価と他者からの評価は、往々にして異なるもの。自分では気づけなかった強み/弱みを発見できるかもしれませんよ。また、面接などで「あなたは周囲からどういう人だと言われることが多いですか?」といった質問をされた際の対策にもなるので、一石二鳥です。

 

他己分析の質問例【14問】
  • 私の長所/短所は?
  • それを表したエピソードは?
  • 私の第一印象は?
  • 関わってから第一印象とのギャップはあった?
  • 向いていると思う業界・業種は?
  • 自分との思い出で印象に残っているエピソードは?
  • 改善したほうがいいと思うところは?
  • 伸ばした方がいいと思うところは?
  • 他の人に紹介するとしたら、どんな人として紹介する?
  • グループの中でどういう存在?
  • 私を一言であらわすと?
  • どんな時が楽しそうに見える?
  • どんな時がつまらなそう?
  • 私の変わっている/ユニークだなと思うところは?

 

ポイント

「できるだけ多くの人に聞くこと」と「正直な意見を言ってもらうこと」。身近な友人や家族、サークル仲間、アルバイト先の先輩など、普段の自分を知っていそうな相手を選び、自分に関するさまざまな質問に答えてもらいましょう。

 

▼合わせて読みたい!

他己分析とは?内定に近づく4つのメリットとやり方・質問例を徹底解説 - ライトハウス就活ガイド

 

就活にはエン・ジャパンの「ライトハウス」がおすすめ

自己分析ができたら、いよいよ就活の本番。そんな時、エン・ジャパンが提供する「ライトハウス」が役に立ちます。

 

ライトハウスは、日本最大級の口コミ・評判プラットフォーム。実際に働いている社員のリアルな口コミが集まっているので、入社後のイメージがしやすいのはもちろん、企業データの比較などもできるので、企業研究にピッタリです。

 

また職種別の口コミもあるので、職種研究にも大活躍。仕事内容はもちろん、職種ごとのキャリアや働きやすさなども把握できてたいへん便利です。自己分析の結果と合わせてライトハウスを上手に活用し、ぜひ自分に合った企業を見つけてください。

 

まとめ

ここまで、自己分析について説明してきましたが、いかがだったでしょうか?

 

普段生活している中で、自分自身と向き合うなんて機会はほとんどないですよね。だからこそ、将来を考える今のタイミングで自己分析を実践することが大事。自分の長所・短所をしっかりと把握し、企業選び・業界選びの材料の一つにすると良いでしょう。

 

これから社会人になる就活生の皆さんは今、人生の大きな岐路に立っています。この先歩むべき道を正しく見極めるためにも、自分の本質を捉えた上で就活に取り組み、採用を勝ち取ってください。

 

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