紀南農業協同組合の業績・将来性・強み・弱み

事業の強み：
１.総合事業であること。
農協は農産物の販売や生産資材の販売業務だけではなく、信用事業（JAバンク）、共済事業（自動車、建物、生命など）などの様々な事業を総合的に結びつけることにより、株式会社などにはすることのできない事業を展開している。また、総合事業で得た利益などは、農家さんの所得の向上を図るために使用したり、地域の方の相談活動を通じて、地域農業の振興や地域づくりに貢献している。
2.地域に密着した事業
自分が利用者となり、JA紀南のAコープや紀菜柑を訪れると自然と理解できると思いますが、組合員や利用者に対して笑顔の絶えない、明るい環境づくりがされている。



事業の弱み：
信用事業（ＪＡバンク）では、他の銀行と比較すると金利面やＪＡが保有する資金量で劣る面があり、共済事業では、他の保険業を営む株式会社などと比べ、補償が薄くなってしまう傾向がある。
しかし、地域の方々は、ＪＡを選んで積極的に利用して頂けている。その訳は、ＪＡ他の銀行や他の保険業者にはできない、”総合事業としての強み”が十分に発揮されることによって、事業の弱みを打ち消している。

事業展望：
総合事業のため、たくさんの事業を展開しているのは強みであり、幅広く地域に貢献できるのではないかと思います。農協という名のブランド力があり、昔ながらのお客様だったり、組合員の理解がある限り、安定していくと思います。