一般社団法人中部さい帯血バンクの口コミ一覧

事業の強み:
さい帯血バンクは、日本に6バンクしかなく、そのうち4つが日本赤十字社が運営している。
設備や機器に多額の費用がかかり、厚労省の認可も必要なため、新規参入はかなり難しいと思う。
また、中部さい帯血バンクに限って言えば、移植用さい帯血ユニットの品質向上や保存数の増加に向けて積極的に取り組んでおり、
そのためのノウハウや職員の技術力には他バンクにはない優位性があるのではないかと思う。
ここ数年で、国内シェアもとても伸びており、現在は30％程度を占めており、国内第2位である。

事業の弱み:
さい帯血移植数自体は、年々増加傾向にあるが、それでも年間約1400-1500件である。
移植施設側の設備的な問題などもあり、移植数が激増するようなことはない。
年間1400-1500件のさい帯血移植のパイを6バンクで取り合っているような状況である。
また、世界的に見ると、さい帯血移植はマイナーであり、骨髄移植がメジャーである。
そのため、移植方法の開発や改善は、骨髄移植に優位性があると感じている。
今後、画期的な方法が開発されていけば、骨髄移植に押されて、さい帯血移植数が減少していく可能性も十分に考えられる。