ユニプラステック株式会社の業績・将来性・強み・弱み

事業の強み：
主にモノフィラメントとＢＣＦ（マルチフィラメント）製造というニッチな分野でのトップシェアを争い、かつ小ロット生産を強みとして大手との住み分けもある絶妙の立ち位置にあり、お客様からも便利に使っていただいて喜ばれています。
作っている糸は様々な業界の様々な製品に使われており、景気の波にも比較的安定しています。

事業の弱み：
基本的に生産している糸は、産業資材としての原糸の提供や、客様のOEM生産のため、基本的に縁の下の力持ち的存在であるため、景気の波は受けにくく、比較的安定している反面、大きく売り上げを伸ばしたり、利益を大きくとることは難しいです。

事業展望：
ニッチトップな位置にいるものの、直近では現状の糸種でも海外や国内にまだまだ拡大余地があり、展開が可能です。また長期的には、モノフィラメントという非常に単純で原始的な糸ですが、単純であるために原料を何にするかで糸が機能や特色を持ちます。そこには無限の可能性があり開発余地があります。半面、海洋汚染などの問題になっているプラスチックごみになっている糸でもあり、その解消のためのリサイクル対応や、生分解機能・天然由来成分の開発など時代の要望に応えるための課題も突き付けられており、それの解決策を見つけることがまた新たな需要となり、それにこたえることが新たな事業になると考えています。