医療法人陽心会の評判・口コミ

勤務時間・休日休暇：幹部職員となってからは、休日休暇などまともに取ることができなかった。医療法人では、アクシデントが発生した場合の対応マニュアル（医療安全委員会にて策定）に沿って情報が回るのだが、その場合に患者または、患者家族の対応は中間管理職の看護師長ではなく、法人幹部職員がリスクマネージメント顧問（警察OBや顧問弁護士）と共に行うこととなっており、休日であっても遠出することができなかった。

成長性・将来性：退職後の現状は不明だが、人材教育が気になる。
医療保険施設、介護保険施設ともに管理者の配置義務があるが、私が法人本部統括医事課長と人事部長を兼務していた時には、医療関連、介護関連の法令や規定が順守されているか否かの内部監査を介護事務主任と介護部門統括責任者を率いて定期的に実施し、コンプライアンス教育を行っていたが、医事の統括管理経験が長くあった私の退職後は内部監査そのものが行われていない気がする。
また、介護職員は無資格者や全くの未経験者でも配置人員として、勤務開始時点からカウントすることができるが、介護スキルはＯＪＴにより身につけさせていたようだが、要介護度の重い利用者や関節拘縮をきたしている利用者の寝台車いすからのトランスファー等は、知識のないものが行えば骨折や皮膚剥離の事故発生につながったり、介護職の行う行為が医療行為と取られる場合もあり（糖尿病患者に対する爪切り施行は看護行為）、介護経験のない新人に対する教育はＯＪＴ以前に基礎研修として行う事を提言し続けていたが、法定職員数確保を優先して、いきなり現場でのＯＪＴによる教育が今も継続されていないかが気になる。

給与水準：月収で100万円。
管理職として多数部署を管理していたが、それに見合う額。
トップがワンマンのため、仕事ができると評価されれば、業務量（管理部署数）は増えるが、部下の管理さえしっかりやれば業務の質は自ずとついてくる。